1. 治療日は麻酔中の誤嚥防止のため、午前に治療する場合は0:00から、午後治療する場合は9:00から絶飲食となります。
 2. ストレッチャーに乗り、準手術室(ECTユニット)へ移動します。
 3. 治療開始前に点滴を開始します。
 4. 発作波を確認するための脳波および通電用の電極などを貼り付けます。
 5. 脳波、心電図、血圧、心拍数、血中酸素飽和度をモニターします。
 6. 準備が整ったところで患者様の苦痛をなくすために、短時間作用の麻酔薬を静脈内に注射します。その後、マスクから酸素を流します。
 7. 患者様が眠ったところで、けいれんを起こさせないために短時間作用の筋肉弛緩薬を静脈内に注射します。
 8. 十分に換気を行った上で通電用電極から短時間(数秒)に5~100ジュールのエネルギー量の電気刺激を加えると、脳にてんかん発作と同じ変化が起こります。筋弛緩薬と静脈麻酔薬を使うので、けいれんや不安、苦痛はありません。
 9. 治療が終わると麻酔科医が呼吸と循環の状態を確認します。自分で呼吸ができるようになった時点で病室に戻りますが、酸素は続けます。なお、準手術室に移ってから病室に帰るまでの時間は30分程度です。
 10. 病室ではマニュアル通りに体温、血圧、脈拍数、酸素飽和度を測定します。
 11. 1時間程度横になり、飲水などの確認を行ってから食事開始となります。
 上記手順で患者様に危険のある場合は、医師の判断により治療手順を変更することもあります。

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