(1) かかりつけ医:
 認知症を含めて患者さんの日常的な診療を行うのがかかりつけ医です。かかりつけ医は認知症の診療のための研修を受けています。

(2) 認知症専門クリニック:
 精神科,神経内科,脳外科,老年科などのクリニックが心理検査や脳CT,脳MRIなどの機器もち,クリニックを開設しています。

(3) 認知症専門医療センター:
 心理検査や脳CT,脳MRI,脳血流SPECT,PETなどの機器による高度な検査体制がある医療機関であり,大学病院や精神・神経疾患専門病院が相当します。
 国立精神・神経医療研究センターは認知症専門医療センターの機能を持っています。当院では,地域の保健・福祉・介護・医療機関と連携を取り,よりよい治療を進めることが大切であると考えています,特に、ご高齢の方は,認知症以外にも高血圧,心臓病,糖尿病,高脂血症などの病気を伴うことが多く,これらの命取りになりやすい病気は内科的な健康管理が不可欠です。したがって当院の専門外来で認知症と診断され,薬物治療の必要ある場合は,原則として,日常的に患者さんの全般的な健康を管理して下さっている「かかりつけ医」により,並行して認知症の治療もお受けになることをお勧めしています。

(4) 高齢者認知症治療病棟・高齢者認知症療養病棟:
 入院治療が必要な症状を持つ認知症の高齢者のための専門病棟が整備されています。このような病棟では設備面でも安全対策がとられています。認知症に伴い,幻覚・妄想・運動興奮・攻撃的行動が強く入院治療が必要と思われる場合は,専門病棟での治療が勧められます。

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