(1) 薬物療法:
 アルツハイマー病では塩酸ドネペジル(商品名:アリセプト)という薬剤が病気の進行を一定の期間遅らせる効果があるといわれています。2008年2月の時点でアルツハイマー病に対して健康保険で使用できる薬剤は塩酸ドネペジルだけです。一部の病院では新しい薬剤の治験が行われています。

 (2) 医学的健康管理:
 認知症患者の死亡の原因は肺炎、心疾患、脳血管障害、悪性腫瘍などです。これらの病気の早期発見、治療、管理が寿命に大きく影響します。患者さんは苦痛を訴える事ができないことが多いですので、日常的な健康管理が極めて重要です。また、脳血管障害による認知症の場合は、再発作の予防が必要です。

(3) 生活指導:
 認知症の初期から中期には、バランスの良い食事をとること(食事指導)、適度な運動をすること、趣味活動を続ける事により残された能力を最大限に生かすこと、などが良いとされています。

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