・・・ココロでしょうか。
 精神療法も脳の受容体に作用しているとは考えられないでしょうか。それともココロの受容体というものを考えるべきでしょうか。これは、精神医学の難問です。
 精神科医療の目標は、心と脳と身体に働きかけることで、ヒトの暮らしが健康で幸せなものになるように支援することにあります。

 現在、当院の精神科病棟は、統合失調症の入院治療を中心とする急性期病棟、亜急性期病棟(措置・鑑定)、社会復帰病棟の3病棟と、うつ・ストレス関連病棟、てんかん・認知症等の脳器質病棟、アルコール・薬物の依存症病棟、これに医療観察法病棟を加えた4つの専門病棟で運営され、他の精神科医療施設では十分な治療効果が得られない難治例をはじめ多くの方を対象に、常勤医師約20名、レジデント20余名が中心となって専門領域毎に特色ある治療プログラムを展開しています。
 さらに、近く迫った新病院に向けて、精神科領域の高度先進医療機関としての更なる発展を目指し、各種専門外来の開業、多職種チームによる先進的精神科医療の推進、年間延約2000件に及ぶ通電療法や難治うつに対する認知療法へのクリニカル・パスの導入等が進んでいます。特に、うつ、認知症、てんかん、統合失調症を対象に常時20件を超える新薬の治験は、新病院の新たな役割につながるものとなっています。こうした治療環境は、精神科医療サービスの質の向上と共に、医師、看護師をはじめ各職種の人材養成に優れた教育・研修環境を提供しています。

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