パーキンソン病はアルツハイマー病に次いで多い神経変性疾患です。患者さんの頻度は 人口10万人に150人程度とされていますが、高齢者ほど多く、70歳以上では1000人に7人つまり1%近くいるといわれています。パーキンソン病では手がふるえる、体の動きがゆっくりになる、歩きにくいなどの症状があります。
 パーキンソン病については、1960年にすでに脳の黒質と呼ばれる部分の神経細胞の障害 によりドパミンという神経の情報を伝達する物質が不足することで、この病気がおきることが分かっていました。それ以来様々な薬剤が開発されており、現時点ではこの不足する ドパミンをなんらかの形で補充する治療が中心です。一方、現在世界中の研究室で、この 障害された神経細胞を少しずつ元気にする薬剤や、これまでと全く異なる作用点をもつ薬 剤などが日々研究され、動物実験などが行われています。近い将来このような薬剤が使えるようになるものと期待されています。

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