病気の進行を遅らせる作用があるリルゾールは、日本で唯一ALSの治療薬として認可されているお薬です。その他にも病勢の進行を遅らせる目的でいくつかの薬剤が開発され、臨床試験を行っている最中かまたは計画中です。
 対症療法としては、つっぱり感や痛みに対しては鎮痛剤や湿布などを用います。また、リハビリも関節拘縮を防ぐために有効です。病状に伴う不安や不眠には精神安定剤や睡眠薬を使います。
 嚥下困難がある場合には、食物の形態や摂食の仕方を工夫します。それでも食事がとれなくなった場合には、管を鼻から食道を経て胃に入れ流動食を補給(経鼻経管栄養)する方法や、お腹の皮膚から胃に管を通し(胃瘻造設)流動食を補給する方法があります。
 呼吸困難に対して人工呼吸器を使用する場合、鼻マスクによる非侵襲的な呼吸補助と気管切開による侵襲的な呼吸補助があります。

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