チックでは、まぶたをパチパチ開閉したり、顔をゆがめたり、肩をすばやく上げ下げしたりするなどの動きを繰り返すことが多い症状です。頻繁にみられるのであれば、チックの可能性が高いと考えます。動きだけなら動作性チックといいます。のどから音を出したり発声したりすることもあり、こちらはトゥレット症候群と呼ばれます。
 チックは、小学校低学年の男の子に最も多く見られます。多くは単純運動性チックで、数ヶ月でおさまります。何らかのストレスが関与しているといわれますが、調べても分からないことが多いです。
 治療の基本は、周りの人が「治そうとしないこと」です。本人に注意しても改善しません。
 本人もやりたくないのですが、ついやってしまったところを他人に指摘されることは返ってストレスを増やすことになります。気長に見守っていて下さい。
 ただし、日常生活に支障を来すときや本人が困って治したいと思うときは、薬物治療を行うことがあります。治療で半数以上の方は非常によくなります。

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