CIDPは異常な免疫反応が原因と考えられることから、この免疫反応を調整する治療が行われます。

 一つは副腎皮質ステロイドホルモン(ステロイド)による治療です。ステロイドは内服で用いたり、短期集中的に点滴で投与するステロイドパルス療法を行ったりします。一般に最初は十分な量を使用し、症状が改善したら徐々に減量するという方法が用いられます。

 もう一つは、ガンマグロブリン療法です。ガンマグロブリンは病原体に抵抗するために私たちの体が産生するものですが、これを薬として大量に投与すると、異常な免疫反応を抑制できることを利用した治療です。ガンマグロブリンは血液製剤であり、また静脈から点滴で投与する必要があります。

 どちらの治療法がより効果的かについては結論が出ていませんが、患者様により有効な治療法が異なる場合がしばしばあります。

 この他、小児では十分に普及していませんが、血漿交換という方法で異常の原因と考えられる免疫物質を体から除去する場合もあります。

 当院では治療と同時にその効果判定や副作用評価も綿密に行い、患者様一人一人の状態に合わせたオーダーメード治療を提供します。

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