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心療内科 臨床研究

 心療内科では精神保健研究所心身医学研究部との連携で臨床研究を行っております。

過敏性腸症候群の認知行動療法プログラムの開発研究

 過敏性腸症候群とは、腸に原因となる器質的(形の変化を伴う)異常が見つからないのに、腹痛、腹部不快感や下痢、便秘などの便通異常が続く病気で、日本人の約14%がこの病気にかかっています。生活上の変化やストレスで症状が悪化しやすく、生活の質がしばしば大きく低下します。
 過敏性腸症候群では腸の動きの異常があることや、腸の痛みに敏感になっていることがわかっています。治療には食事・生活習慣の改善、消化管作動薬、抗うつ薬や抗不安薬、リラクセーション法や心理療法があります。認知行動療法は、私たちの感情や行動、身体の反応は、様々な出来事に対する受け取り方に影響を受けるという理解にもとづき、その受け取り方を治療者と話し合い、問題解決法をともに考え、実際に試していくという治療法です。海外では症状や生活の質の改善に有効であることが証明されていますが、わが国では過敏性腸症候群に対する認知行動療法の安全性や有効性は証明されていません。そこで、心療内科では過敏性腸症候群の認知行動療法を開発する研究を進めています。

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