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ご挨拶

精神疾患と神経疾患の垣根を外した脳画像を中軸とした統合的臨床研究を推進します

松田 博史国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は、精神疾患、神経疾患、発達障害、筋疾患を統合的に診療可能な国内唯一の専門病院があり、かつ当該領域の研究 者が集う二つの研究所が併設された、日本では他に類を見ない臨床・研究施設です。平成22年9月の新病棟建設前後に、高度画像診断や非侵襲脳機能計測に要する最先端の医療機器が導入され、これまで以上に精神疾患と神経疾患の垣根を外した統合的臨床研究の推進に大きく貢献することが求められております。その 使命を果たすべく、平成23年4月、脳病態統合イメージングセンター(IBIC)が設立されました。IBICはMRI、PET、MEG等の多様な特性を 持った先端的脳イメージングを有機的に組み合わせて統合的な脳病態イメージング研究を推進し、精神・神経疾患等の画像診断法の開発やそれを用いて病態生理 を解明すると共に、新たな脳機能計測診断法と治療法の開発を行いたいと考えております。特に NCNP内の最先端の医療機器を有効活用するためにIBIC大型画像機器研究推進委員会を設置し、委員会主催の検討会や安全講習会等を行い、IBICから 優れた統合的画像研究を発信できるように努力してまいります。

さらに、IBICでは日本における多施設共同研究の中核的臨床研究実施拠点となるべく体制を整え、 オンラインによる医療ネットワークの構築にも取り組みます。そして、集積したデータから脳画像データベースを構築・管理し、それを公開することで、さらなる研究の発展や教育にも貢献していきたいと考えています。

病院や研究所さらに各専門分野の医師・研究者と互いに力を合わせ、複数の医療機器を統合的に用いて基礎的研究成果に基づいた臨床的画像研究を推進していく所存です。

平成24年6月
脳病態統合イメージングセンター長 松田博史