ホームトピックス一覧 > NCNP 精神保健研究所 知的障害研究部 鈴木浩太研究員が平成27年度日本イーライリリーアワードを受賞

NCNP 精神保健研究所 知的障害研究部 鈴木浩太研究員が平成27年度日本イーライリリーアワードを受賞

2016年5月26日
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター(NCNP)

 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター(NCNP、東京都小平市、理事長:水澤 英洋)・精神保健研究所(所長:中込和幸)知的障害研究部(部長:稲垣真澄)の流動研究員 鈴木浩太は、 平成27年度公益財団法人小児医学研究振興財団 日本イーライリリーアワードを受賞し、2016年5月14日 第119回日本小児科学会学術集会会場において表彰されました。
 平成27年度公益財団法人小児医学研究振興財団イーライリリーアワードは、日本小児神経学会が学会機関誌「脳と発達」および「Brain&Development」掲載の合計54編の中から推薦した研究論文に対して 公益財団法人小児医学研究振興財団の選考委員会が厳正な審査の結果選考し、同財団の理事会の承認を得て表彰している賞です。

■研究概要
 発達障害児の養育には、困難が少なくなく、発達障害児をもつ母親は、抑うつ傾向やストレス度が高いことが知られています。 しかし、多くの母親は、発達障害児の養育に良好に適応していることも知られています。本研究では、発達障害児の養育に良好に適応する過程(養育レジリエンス)について、質的に検討することを目的として行われました。
 16歳以上のASD児(者)をもつ母親23名を対象として、乳幼児期から現在までの子育ての様子についてインタビューを行いました。 記録された音声から逐語記録を作成し、質的に分析したところ、親意識、自己効力感、特徴理解、社会的支援、見通しの5つのカテゴリで構成される養育レジリエンスのモデルが提案されました。 親意識と自己効力感は、子どもを取り巻く問題に対応する行動を、母親に促す要素であると想定しました。 また、子どもの特徴を理解し、社会的支援を把握し、今後の見通しを持つことで、母親は適切な対応を導き出せると考えました。

 

 

■研究論文
鈴木浩太,小林朋佳,森山花鈴,加我牧子,平谷美智夫,渡部京太,山下裕史朗,林 隆,稲垣真澄:自閉症スペクトラム児(者)をもつ母親の養育レジリエンスの構成要素に関する質的研究.脳と発達47(4):283-288,2015
 

<受賞の様子>

[ TOPへ戻る ]

当センター敷地内は禁煙です