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第5回日本生物学的精神医学会若手研究者育成プログラム奨励賞を受賞

NCNP 神経研究所 太田深秀室長
第5回日本生物学的精神医学会若手研究者育成プログラム奨励賞を受賞

2016年9月16日
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター(NCNP)

 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター(NCNP、東京都小平市、理事長:水澤英洋)神経研究所(所長:武田 伸一)疾病研究第三部(部長:功刀 浩)室長、太田深秀は平成28年度第5回日本生物学的精神医学会若手研究者育成プログラム奨励賞を受賞し、2016年9月9日の第38回日本生物学的精神医学会総会会場において表彰されました。

 本若手研究者育成プログラム奨励賞は、日本の生物学的精神医学研究の国際的プレゼンスを高めるため、意欲と能力のある若手を育成することを目的に設定されています。太田深秀室長は日本生物学的精神医学会将来計画委員会による厳正な審査を経て同賞の受賞に至りました。

■受賞演題:Differences of hippocampal subfield change among schizophrenia, major depressive disorder, and healthy subjects

Miho Ota, Noriko Sato, Shinsuke Hidese, Toshiya Teraishi, Norihide Maikusa, Hiroshi Matsuda, Kotaro Hattori, and Hiroshi Kunugi

 これまでの研究から精神疾患において海馬の容量低下が起こることが明らかとされており、海馬が精神疾患の発症に深い関連を持つことが示唆されていました。しかし先行研究では海馬の部分体の容積変化にはあまり注目していませんでした。このたび、統合失調症や大うつ病性障害の患者を対象に海馬の部分体の容積変化を検討しました。この結果、統合失調症では海馬の歯状体やアンモン角の一部の容積が減少することがわかりました。また大うつ病性障害や統合失調症に特徴的な病態像と海馬の部分体の容積との間に関連があることも明らかになりました。これらの知見を、統合失調症と大うつ病性障害の疾患鑑別の補助ツールへと応用することが期待されます。

神経研究所 疾病研究第三部ホームページ  
 

表彰状

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