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日本睡眠学会第42回定期学術集会のベストプレゼンテーション賞を受賞

NCNP 精神保健研究所 精神生理研究部 北村真吾 室長が
日本睡眠学会第42回定期学術集会のベストプレゼンテーション賞を受賞

2017年7月7日
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター(NCNP)

 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター(NCNP、東京都小平市、理事長:水澤英洋)精神保健研究所(所長:中込和幸)精神生理研究部(部長:三島和夫)の北村真吾(きたむら しんご)室長が、日本睡眠学会第42回定期学術集会(2017年6月29日~6月30日 開催)において、ベストプレゼンテーション賞を受賞しました。

●受賞演題:
「低年齢の児童は高年齢の児童と比較して体内時計と睡眠の結びつきが強く就寝時のメディア使用の影響を受けやすい」
 これまでの研究で、思春期に夜型化が進行することに加えて、児童では成人よりも光の非視覚作用が強いことが報告されていました。この研究では、児童の年齢に着目して、6~15歳の子ども36名を対象とした発達に伴う睡眠と体内時計、メディア使用の関連の変化を調べました。睡眠と体内時計を詳細に調べた結果、入眠時刻は年齢とともに後退しましたが、体内時計における夜の開始を示すメラトニン分泌開始時刻は変化せず、夜の開始から寝つくまでの時間は年齢が上がるほど延長する関係を示しました。入眠時刻を目的変数としたステップワイズ回帰分析の結果、低年齢群(6~11歳)では入眠時刻の決定要因としてメラトニン分泌開始時刻(β=.538)と就寝前のメディア使用時間(β=.203)が抽出されましたが、高年齢群(12~15歳)では認められませんでした。この結果は、低年齢の児童における適切な睡眠衛生確立のためには、体内時計や光環境への配慮が重要となることを示しています。

国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター
精神保健研究所 精神生理研究部 臨床病態生理研究室長
北村真吾(きたむら しんご)

  

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