世界中の筋疾患専門医を対象に制作した筋病理標本作製ノウハウ動画が世界神経学連合(World Federation of Neurology)に紹介されました

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国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター(NCNP)

国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター(NCNP、東京都小平市、理事長:水澤英洋)神経研究所(所長:和田圭司)疾病研究第一部 西野一三 部長らの研究グループと、マヒドン大学シリラート病院(タイ)病理部ジャンティマ・タンブーン医師らのグループが共同制作し2018年1月に公開した世界初の筋病理標本作製ノウハウ動画が神経学における代表的国際機関である世界神経学連合(World Federation of Neurology)に紹介されました。本動画は「筋生検・固定・検体送付の手技解説動画」として英語・日本語・タイ語の3ヶ国語で解説しYouTubeに公開したものです。海外各地から多くのアクセスがあり英語バージョン、日本語バージョンを合わせて6000ビューを超えております。
西野部長らは、毎年全国の若手医師に対して、筋生検検体の処理方法と筋病理診断の基本に関する研修の機会を提供するとともに、アジアを中心とする外国からも若手医師を受け入れ、研修・研究を進めています。帰国した医師の多くはそれぞれの国・地域での中心的な人材として筋疾患の医療水準向上に寄与しています。NCNPは今後も、診断支援・研究推進・人材育成を通じて、日本のみならず世界の筋疾患医療向上に寄与していきます。

■世界神経学連合(World Federation of Neurology)で紹介された記事
NCNP and Siriraj Hospital produces teaching videos on muscle biopsy, fixation, and transportation 10 Apr 2018