平成21年度

（1） 原著論文

  1. Furushima W, Inagaki M, Gunji A, Inoue Y, Kaga M, Mizutani S：Early signs of visual perception and evoked potentials in radiologically asymptomatic boys with X-linked adrenoleukodystrophy. J Child Neurol 2009; 24: 927-935.
  2. Kaga M, Furushima W, Inagaki M, Nakamura M: Early neuropsychological signs of childhood adrenoleukodystrophy (ALD). Brain&Development, 2009; 31: 558-61.
  3. Gunji A, Inagaki M, Inoue Y, Takeshima Y, Kaga M: Event-related potentials of self-face recognition in children with pervasive developmental disorders. Brain Dev 2009; 31: 139-147.
  4. Ishii R, Canuet L, Herdman A, Gunji A, Iwase M, Takahashi H, Nakahachi T, Hirata M, Robinson SE, Pantev C, Takeda M: Cortical oscillatory power changes during auditory oddball task revealed by spatially filtered magnetoencephalography. Clin Neurophysiol, 2009; 120: 497-504.
  5. Kogure S, Takahashi S, Saito N, Kozuka K, Matsuda Y: Effects of low-power laser irradiation on the threshold of electrically induced paroxysmal discharge in rabbit hippocampus CA1. Lasers Med Sci 2009; 25: 79-86.
  6. Yatabe K, Pickering MJ, McDonald SA：Lexical processing during saccades in text comprehension．Psychonomic Bulletin & Review 2009; 16: 62-66.
  7. 後藤隆章，赤塚めぐみ，池尻加奈子，小池敏英：LD児における漢字の読みの学習過程とその促進に関する研究．特殊教育学研究　2009; 47: 81-90.
  8. 小林朋佳，稲垣真澄，軍司敦子，矢田部清美，加我牧子，後藤隆章，小池敏英，若宮英司，小枝達也：学童におけるひらがな音読の発達的変化：ひらがな単音，単語，単文速読課題を用いて．脳と発達　2010; 42: 15-21.
  9. 北　洋輔，稲垣真澄，軍司敦子，細川徹：Autism Spectrum Disorders児の対人距離に関する研究動向. 東北大学大学院教育学研究科研究年報　2009; 58: 149-162.
  10. 田中敦士，細川徹，稲垣真澄：障害者就業・生活支援センターによる知的障害者への支援内容と特別支援学校との連携の実態．琉球大学教育学部障害児教育実践センター紀要　2008; 10
  11. 田中敦士，細川徹，稲垣真澄：知的障害者入所施設における知的障害者のグループホームへの移行率、就職率および離職に伴う施設入所率の実態～全国調査の結果から～．琉球大学教育学部紀要　2009; 74
  12. 中山東城，大槻泰介，仲間秀幸，開道貴信，金子　裕，中川栄二，須貝研司，加我牧子，井上祐紀，佐々木征行：焦点切除術後に行動異常が改善した小児前頭葉てんかんの1例．てんかん研究　2009; 26： 446-452．

（2） 総説

  1. 稲垣真澄：Ⅶ．発達障害，精神・心理疾患「1.精神遅滞」．小児疾患診療のための病態生理，小児内科　増刊号，2009;41: 770-775.
  2. 稲垣真澄，小枝達也：特異的発達障害の診断・治療ガイドライン．脳と発達2010; 42: 147-149.
  3. 鈴木聖子，稲垣真澄：誘発電位の再評価（１）－巨大体性感覚誘発電位（Giant SEP）の知見を中心に．臨床脳波　2010; 52: 44-49.
  4. 崎原ことえ，藤原暢子，平田雅之，依藤史郎：小脳TMSによりヒラメ筋に誘発される長潜時筋電位に対する前庭系賦活の効果－視運動性眼振を用いて－．臨床脳波　2008; 50 : 669-673.
  5. 加我牧子，藤田英樹，矢田部清美，稲垣真澄：広汎性発達障害の疫学に関する文献的研究－自閉症を中心に－．精神保健研究　2008; 54: 95-102.
  6. 小山幸子，軍司敦子，加我牧子：広汎性発達障害における聴覚認知の他覚的評価．臨床脳波　2009; 51: 362-367.

（3） 著書

  1. 稲垣真澄：第Ⅳ編「身体と障害」第2章「障害各論」2.「知的障害」（1）-（7）．障害者スポーツ指導教本（初級・中級）．ぎょうせい2009;　137-142.

（4） 研究報告書

  1. 稲垣真澄：総括研究報告．小児行動の二次元尺度化に基づく発達支援策の有効性定量評価に関する研究．厚生労働科学研究費補助金障害保健福祉総合研究事業「小児行動の二次元尺度化に基づく発達支援策の有効性定量評価に関する研究（研究代表者：稲垣真澄）H20－障害－一般－009」平成21年度　総括・分担研究報告書． 1-5, 2010.
  2. 稲垣真澄：分担研究報告．自閉症スペクトラム障害児の対人距離に関する研究動向調査．厚生労働科学研究費補助金障害保健福祉総合研究事業「小児行動の二次元尺度化に基づく発達支援策の有効性定量評価に関する研究（研究代表者：稲垣真澄）H20－障害－一般－009」平成21年度　総括・分担研究報告書． 7-21, 2010.
  3. 軍司敦子：分担研究報告．広汎性発達障害児における援助行動の形成と生起過程の要因－二次元評価尺度を活用した行動学的分析－．厚生労働科学研究費補助金障害保健福祉総合研究事業「小児行動の二次元尺度化に基づく発達支援策の有効性定量評価に関する研究（研究代表者：稲垣真澄）H20－障害－一般－009」平成21年度　総括・分担研究報告書． 23-41, 2010.
  4. 稲垣真澄：総括研究報告．神経学的基盤に基づく特異的発達障害の診断・治療ガイドライン策定に関する総合的研究．厚生労働省精神・神経疾患研究委託費（19指－8）「神経学的基盤に基づく発達障害の診断・治療ガイドライン策定に関する総合的研究（主任研究者：稲垣真澄）」（平成19年度～21年度）総括研究報告書． 1-4，2010.
  5. 稲垣真澄：分担研究報告．学童におけるひらがな音読の発達：ひらがな単音，単語，単文速読課題を用いて．厚生労働省精神・神経疾患研究委託費（19指－8）「神経学的基盤に基づく発達障害の診断・治療ガイドライン策定に関する総合的研究（主任研究者：稲垣真澄）」平成21年度研究報告書．5-16，2010.
  6. 稲垣真澄：分担研究報告．読み書きにつまずきを示す小児の臨床症状とひらがな音読能力の関連－発達性読み書き障害診断における症状チェックリストの有用性－．厚生労働省精神・神経疾患研究委託費（19指－8）「神経学的基盤に基づく発達障害の診断・治療ガイドライン策定に関する総合的研究（主任研究者：稲垣真澄）」平成21年度研究報告書．17-28，2010.
  7. 稲垣真澄：分担研究報告．発達性読み書き障害における視覚系処理機構の異常：VEPを用いた健常例のmagnocellular system 機能評価の試み．厚生労働省精神・神経疾患研究委託費（19指－8）「神経学的基盤に基づく発達障害の診断・治療ガイドライン策定に関する総合的研究（主任研究者：稲垣真澄）」平成21年度研究報告書．29-38，2010.
  8. 稲垣真澄：分担研究報告．発達性読み書き障害における視覚系処理機構の異常：VEP所見と音韻操作課題に基づいたサブグループの提案．厚生労働省精神・神経疾患研究委託費（19指－8）「神経学的基盤に基づく発達障害の診断・治療ガイドライン策定に関する総合的研究（主任研究者：稲垣真澄）」平成21年度研究報告書．39-46，2010.
  9. 稲垣真澄：特異的発達障害診断・治療ガイドライン　読字障害・算数障害を中心に．厚生労働省精神・神経疾患研究委託費（19指－8）「神経学的基盤に基づく発達障害の診断・治療ガイドライン策定に関する総合的研究（主任研究者：稲垣真澄）」平成21年度成果物
  10. 井上祐紀：分担研究報告．発達障害児に併存する不安障害，気分障害の中枢神経病態．厚生労働省精神・神経疾患研究委託費（19指－8）「神経学的基盤に基づく特異的発達障害の診断・治療ガイドライン策定に関する研究（主任研究者：稲垣真澄）」平成21年度研究報告書．151-160，2010.

（5） 翻訳

なし

（6） その他

  1. Inagaki M, Kobayashi T, Goto T, Koike T, Gunji A, Yatabe K, Kaga M : Phonological awareness in Japanese speaker part III: Correlarion among basic reading ability, RAN and phonological awareness tasks in dyslexic children. Abstracts for the 50th Annual Meeting of the European Society for Paediatric Research, Acta Paediatrica, 2009; 98: 160.
  2. Yatabe K, Inagaki M, Suzuki K, Yamazaki H, Kaga M: Visual perception and oculomotor control by developmental dyslexics in a parafoveally cued saccade task. Abstracts for the 49th annual meeting of the society for Psychophysiological Research, 2009; 46: 142-143.
  3. Kobayashi T, Inagaki M, Goto T, Koike T, Wakamiya E, Gunji A, Yatabe K, Kaga M: Phonological awareness in Japanese speaker part I: Developmental changes of school age children. Abstracts for the 50th Annual Meeting of the European Society for Paediatric Research, Acta Paediatrica, 2009; 98: 170.
  4. Kita Y: Self-face Recognition in children with autism spectrum disorders: Near infrared spectroscopy and eye-tracking study. 東北大学大学院教育学研究科特定研究論文2010.
  5. Kaga M, Kobayashi T, Inagaki M, Goto T, Gunji A, Yatabe K: Phonological awareness in Japanese speaker part II: comparison between dyslexic children and children with normal reading ability. Abstracts for the 50th Annual Meeting of the European Society for Paediatric Research, Acta Paediatrica, 2009; 98: 161.
  6. 稲垣真澄：ADHDの治療と支援―経時的観察の必要性―．「こころの発達」臨床教育センター　平成20年度公開シンポジウム，発達障害の理解と支援　生涯発達の観点から　要旨集，2009;　43-49.
  7. 稲垣真澄：第51回日本小児神経学会総会「特異的発達障害の診断・治療ガイドライン」ワークショップ予告抄録・座長インタビュー．教育医事新聞2009.04.25;　11.
  8. 稲垣真澄：障害各論　知的障害．障害者スポーツ指導者養成講習会・研修会報告書，pp65-75
  9. 稲垣真澄：発達障害について．耳鼻咽喉科学校保健の動向，2009;　46-48.
  10. 稲垣真澄：知的障害の病理．2知的障害．平成21年度財団法人日本障害者スポーツ協会公認　障害者スポーツ医養成講習会　抄録集，93-99.
  11. 井上祐紀，小沢浩，木実谷哲史，崎原ことえ，篠田春男，稲垣真澄：AD/HD児へのメチルフェニデート徐放錠投与による脳血流動態の変化―可搬型多チャンネルNIRSによる解析―．第50回日本児童青年精神医学会総会　抄録集，321.
  12. 軍司敦子，崎原ことえ，北　洋輔，古島わかな，井上祐紀，加我牧子，稲垣真澄：広汎性発達障害児における自己顔・他者顔認知と脳機能特性．臨床神経生理学2009;　37: 270-271.
  13. 矢田部清美，鈴木浩太，稲垣真澄，加我牧子：擬似文字の書字運動観察中の脳律動変化：β帯域成分の抑制後再賦活に注目して．臨床神経生理学2009; 37: 323.
  14. 崎原ことえ，軍司敦子，古島わかな，北　洋輔，稲垣真澄：自己顔・他者顔認知における脳波の周波数特性の検討．臨床神経生理学2009; 37: 341.
  15. 加我牧子，稲垣真澄，軍司敦子，鈴木聖子：Landau-Kleffner症候群（LKS）の聴覚認知．臨床神経生理学2009; 37:321.
  16. 中川栄二，相崎貢一，竹下絵里，佐伯啓介，米谷　博，野々田豊，宮原綾子，須貝研司，佐々木征行，軍司敦子，小林巌：小児神経疾患におけるNIRSを用いた視覚・聴覚機能評価．臨床神経生理学2009; 37: 356.
  17. 田中敦士，細川徹，稲垣真澄：知的障害者入所施設における知的障害者のグループホームヘの移行率、就職率および離職に伴う施設入所率の実態～全国実態調査の結果から～． http://ir.lib.u-ryukyu.ac.jp/handle/123456789/11217　琉球大学学術リポジトリ，琉球大学教育学部紀要2009; 74: 101-107.
  18. 北　洋輔，軍司敦子，佐久間隆介，後藤隆章，稲垣真澄，加我牧子，小池敏英，細川徹：Social Skill Trainingの有効性評価－顔認知時の注視領域解析－．日本特殊教育学会　第47回大会　発表論文集，2009; 373.
  19. 北　洋輔，軍司敦子，崎原ことえ，稲垣真澄，加我牧子，中川栄二，細川徹：自己顔・他者顔認知における脳血流変化：非接触型視線追跡とNIRSの同時記録．臨床神経生理学2009; 37: 344.
  20. 北　洋輔，知名青子，龍田希：児童福祉施設における発達障害児の実態調査（Ⅲ）—施設職員の発達障害児に関する認識・困難さ—．日本発達障害学会第44回研究大会　発表論文集，2009; 186-187.
  21. 龍田希，北　洋輔，知名青子：児童福祉施設における発達障害児の実態調査（Ⅰ）—発達障害児の入所割合や支援体制について—．日本発達障害学会第44回研究大会　発表論文集，2009; 182-183.
  22. 知名青子，龍田希，北　洋輔：児童福祉施設における発達障害児の実態調査（Ⅱ）—施設職員の職務ストレス—．日本発達障害学会第44回研究大会　発表論文集，2009; 184-185.

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