◆精神保健研究所
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研究部の紹介

部署名 各部紹介
自殺総合対策推進センター 当センターは、改正自殺対策基本法の新しい理念と趣旨に基づき、学際的な観点から関係者が連携して自殺対策のPDCAサイクルに取り組むためのエビデンスの提供、及び民間団体を含め地域の自殺対策を支援する機能の強化を行っている。
センターには自殺実態・統計分析室、自殺総合対策研究室、自殺未遂者・遺族支援等推進室、地域連携推進室の4つの研究室が設置され、日本の隅々まで自殺総合対策を広げるため、これらの研究室が緊密に連携し、取り組んでいる。
災害時こころの情報支援センター 各種災害時における被災者及び被害者に係る精神健康の維持及び回復に関する調査及び研究を行う。近年の災害支援内容に関するデータの収集や、大規模事故、犯罪被害等が生じた際の精神保健医療活動の事例収集を行い、収集した活動データの調査・分析、エビデンス蓄積、ガイドライン作成を行い、当該情報を地方自治体・関係機関に提供・発信することにより、今後新たに発生する災害時の対応力を強化する。
精神保健計画研究部 精神保健の政策立案のための調査及び研究を行うため、昭和61年10月に設置された。精神保健計画研究部の役割は、①精神保健福祉の現況と施策効果の観察・評価(モニタリング研究)、②精神科臨床に関する現場との共同実証研究や研究方法論の提供(臨床疫学研究)、③精神保健福祉施策の重要課題の解決方策を得るための情報収集と分析(政策情報研究)である。これらは精神保健医療福祉の現状把握、施策評価、精神科臨床の科学的評価、効果的な施策の探求に欠くことのできないものである。
薬物依存研究部 研究、研修、社会的活動の3つを柱に活動を行っている。研究活動は、1)薬物乱用・依存の実態把握のための疫学調査、2)薬物誘発性精神障害及び薬物依存症に関する臨床研究、3)薬物依存の生物学的・行動薬理学的研究である。研修活動は薬物依存症に関する医師・看護師等に対する研修である。社会的活動としては、自治体、各種団体、教育資料・教材の開発・提供、調査等への助言を行い、幅広く社会への還元を行っている。
心身医学研究部 心身医学研究部は昭和62年10月に設置された。研究課題は、ストレス関連疾患、特に心身症や摂食障害、生活習慣病を対象に、Biopsychosocial モデルに基づき、心身相関の観点から発症のメカニズム、病態を臨床的、基礎的に研究することである。また、実態や背景を調査し、診断・治療法を開発し、普及していくことである。現在は、代表的な心身症の一つである過敏性腸症候群や、神経性やせ症や神経性過食症など摂食障害の治療プログラムの開発とその効果検証に重点をおいている。また、当研究部では毎年、摂食障害治療研修・看護研修を企画してきたが、平成26年度からは摂食障害全国基幹センターが当研究部内に設置され、摂食障害の実態調査や診療体制の整備、治療支援体制のモデル作成にも取り組んでいる。さらに心身症・摂食障害のバイオマーカーや神経基盤の研究の準備を進めている。
児童・思春期精神保健研究部 子どもたちの心の健康な発達を守り育み、心が健康の危機に陥っても、また再び回復していくのを助けることができるような、乳幼児期から成人期までの長いライフステージを通した精神発達とその病理、そして予防方策などについての臨床研究を行っている。
成人精神保健研究部 心理的トラウマに関する治療研究、犯罪被害者や被災者の支援研究・活動、交通外傷患者や家庭内暴力(DV)被害母子の追跡研究およびPTSD等の精神疾患の二次予防法の研究をするとともに、PTSDの病態解明のために実験的なトラウマ記憶の研究を行っている。研修会や、ガイドライン、公的委員会活動等を通じて、研究成果の社会還元に努めている。
精神薬理研究部 当研究部には精神薬理研究室と気分障害研究室が設置されており、脳とこころの病気の原因解明、治療法の確立、モデル医療の開発を進めている。具体的には、うつ病に代表される気分障害や不安障害等のストレス関連精神疾患に焦点を当て、精神薬理学をバックボーンとする研究手法を用い、臨床研究を実施するとともに、非臨床ステージにおける創薬研究を中心とした治療介入法の研究開発を行っている。
精神生理研究部 ヒトの意識、睡眠・覚醒、認知、感情等の精神活動を脳科学的にとらえ、その制御メカニズムや疾病の病態を明らかにし、精神保健に貢献する診断・治療技術の開発をめざした研究を推進している。睡眠覚醒・生物リズム研究の専用ユニットを持ち、精神生理学、分子生物学、脳機能画像学的な手法を用いた先端的な研究を行っている。睡眠障害の疫学、診断・治療法開発に関する研究、生物リズム障害の病態研究、気分障害の非薬物療法の開発研究、情動とその制御メカニズムに関する研究等に取り組んでいる。
知的障害研究部 精神遅滞(知的発達障害)、自閉スペクトラム症、限局性学習症、注意欠如・多動症など発達障害の診断、治療、支援に関わる臨床的研究そして、発達障害モデル動物を用いた行動科学的研究、さらに発達障害に関わる調査研究を行っている。
発達障害児・者の高次脳機能に関する非侵襲的脳機能研究、保護者の養育レジリエンス向上のための調査研究、実行機能の発達とその障害に関する脳科学的研究、学習障害の病態診断に基づく治療介入研究、吃音、チック、不器用など顕在化しにくい発達障害の早期アセスメントの研究を広汎に進めている。NCNP小児神経科、脳外科との共同研究も推進している。発達障害支援医学研修を通じて、発達障害の医学医療に関わる情報を専門家に提供し、かかりつけ医等の発達障害対応力向上にも寄与している。
社会復帰研究部 「病院中心から地域中心の精神保健システムへのパラダイム・シフト」をメインテーマに研究を行っている。精神科リハビリテーションの科学的根拠に基づく実践(EBP)の実施を促進しており、重い精神障害を持つ人たちへの地域生活支援、援助つき雇用、家族心理教育のプログラム構築に貢献している。また、地域中心の精神保健システムの定着という政策課題に寄与すべく、わが国における包括型地域生活支援プログラム(ACT)に関する研究プロジェクトを実施している。
司法精神医学研究部 ①制度運用研究室、②専門医療・社会復帰研究室、③精神鑑定研究室の3室から構成されている。心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者に対する医療及び観察等に関する法制度についての研究や普及啓発、治療技法に関する研究、精神鑑定及び精神保健観察のあり方に関する研究等を司ることとなっている。また触法精神障害者の暴力行為に対する生物学的研究にも取り組んでいる。