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※毎年最新の研究成果を臨床現場に還元すべく研修会を企画しております。今回ご参加いただけなかった方は、是非次 年 度お申し込み下さい。

2011年 研修会

第4回 発達障害精神医療研修:精神科医対象

平成23年9月28日(水)~30日(金 )    受付期間:4月1日~8月11日(木)

本研修は、一般精神医療現場や精神保健領域で出会 う種々の主訴を有する青年成人精神科患者のなかで、背景に未診断あるいは臨床閾下の広汎性発達障害を有する患者の特徴や病態、その鑑別診断、そして治療上 の留意点とその実際についての理解を深めるとともに、社会適応やQOLを高めることを目的とするライフステージを通じた支援システムにおける医療の役割 と、他領域との連携についての経験知を広げることを目指しています。受講者は、研修成果を踏まえて派遣元の自治体に還元普及することが期待されます。
詳細 はこちら

2011年 研修会

第6回 発達障害早期総合支援研修

平成23年6月22日(水)~6月24日(金)  終了しました

本研修は、発達障害児や家族への乳幼児期から継続 的な支援をシステム構築する指導者の養成を目的としています。乳幼児健診などの機会に対人コミュニケーション面の発達を的確に把握することができれば、親 や関係者の広汎性発達障害への気づきを高め、児や親への様々な支援にすみやかに繋げることが可能となります。本研修を通して、早期幼児期における発達障害 の早期発見・早期支援の意義についての理解を深め、その方法についての最新の知識を習得すること、を目指します。受講者には、研修成果を踏まえて派遣元の 自治体に還元普及することが期待されます。
詳細 はこちら


 技術研修に関するお問い合わせ

技術研修に関するお問い合わせは下記、担当窓口までお願いいたします。

研修担当窓口
Tel:042-341-2712(内線6309)

参 加者からの声


早期診断や早期支援、さらにライフステージを通じた一貫した支援が重要であること が再認識できました(保健師)。



実際の映像を見ながら低年齢の子どもの行動アセスメントの具体的な方法について学 習できました。実際にDVDを見ながら、行動をアセスメントし、その結果に基づいて支援プランを立てるという一連のワークを経験することで、より具体的に 理解できました。(保健師)


他の地域の早期発見のシステムについて複数知ることができ、大変参考になりました (小児科医)
※毎年、経験豊富な講師の先生をお招きして、最新の研究・臨床の話題に関するセミナーを企画しております。これまでに開催したセミナーを紹介いたします。
2011年のセミナー
症例カンファレンス
「災害・事故被害を受けた子どもに対する治療マネージメント」
長尾圭造先生(長尾こころのクリニック院長/国立病院機構榊原病院名誉院長)をお迎えし、症例をご呈示して頂きました。 長尾先生は長く児童青年精神医学・医療をリードされてこられました。現在は、三重県において多施設多職種と連携した「子どもの心を守る活動」を推進され、震災支援にもお力を注がれるなど、地域に密着した児童精神医療を実践されておられます。 災害や事故被害を受けた子どもに生じたトラウマ関連症状に対する、実際的な治療アプローチについてお話しいただけました。

症例カンファレンス
「家族療法の視点から考えるこころの問題」
森野百合子先生(東京都立小児総合医療センター児童・思春期精神科医長)をお迎えし、症例をご呈示して頂きました。 森野先生は、英国で12年間児童思春期の子どもの診療にあたられ、家族療法についても豊富なご経験と高いご見識をお持ちです。 子どもに生じるこころの問題を、親を含めた家族全体の視点からお話しいただけました。

症例カンファレンス
「広汎性発達障害と小児統合失調症―ある成人症例の治療過程を通して―」
花村誠一先生(東京福祉大学教授、日本精神病理・精神療法学会理事)をお迎えし、症例をご呈示して頂きました。成人期と児童期の精神障害の連続性については、昨今ますます注目が集まっております。児童期 だけでなく、成人期も含め、様々な領域の関係者の皆様にとって、興味深い症例でした。

2010年のセミナー
「発達障害児の社会性の発達支援-ソーシャルスキル・自 尊感情・レジリエンスの視点から-」
こ のセミナーでは、東京学芸大学の藤野博先生をお招きして、発達障害児に対するソーシャルスキルや自尊感情に対して、臨床支援のケースを交えてお話をいただ きました。さらに、近年注目されている「レジリエンス(resilience,回復力)」という視点を通して、先生のお考えについてご講演をいただきまし た。
レジリエンスは「個人の特性よりも回復過程としてとらえる」のが適当であるというお話や,社会性の発達には,ソーシャルスキル,自尊感情/自己効力感と共 に,レジリエンスが必要であり,自尊感情や友人関係と関係している,というお話,そして実際の臨床における発達支援の実際を通してレジリエンスについてご 説明頂きました。
今後の臨床発達支援を考える上で,非常に示唆的なお話であり,レジリエンスという言葉は,今後この分野のキーワードの一つとなるかも知れません。

社会不安障害に対する認知行動的アプローチ
このセミナーでは、財団法人神経研究所の岡島義先生を迎え、これ まで先生が行ってきた成人の社会不安障害(SAD)の患者さんに対する認知行動療法についての研究、および児童青年期のSAD、認知行動療法についてご講 演をいただきました。
講演の中では,SADの認知行動療法の介入効果の検討から仮説した成人のSADモデルについての紹介,そして、成人期SADと児童青年期SADとの症状や 治療効果における異同について大変興味深いお話をうかがうことができました。今後の方向性として、児童青年期のSADとその治療については、今後、サブタ イプに注目して継時的に検討し、児童期発症の他の精神医学的障害との合併について、さらに詳細な検討が必要であることを示唆されました。

2009年のセミナー
国際セミナー
~発達障害の臨床発達精神医学的視点から~
 盛況となりました本セミナーでは、ゲストスピーカー2名をお招き して、多様性そして連続性という視点から、これからの発達障害の研究および臨床に示唆的なご講演をいただきました。
 この多様性および連続性は、当部がすすめている発達障害研究のキーワードでもあります。
 特別講演IのMichele Zappella先生(前シエナ総合病院小児神経精神科Director、イタリアTourette症候群協会会長、英国行動表現型研究会顧問)による 「自閉症スペクトラムの子どもたち:臨床経過にみられる多様性について」と題したご講演では、環境、あるいは遺伝の背景によって、一般的に教科書に書かれ ている臨床経過とは異なる経過をたどることがいくつかの例を示して、お話しされました。
 特別講演IIの金生由起子先生(東京大学医学部附属病院こころの発達診療部 特任准教授)は、「発達的観点からみたトゥレット症候群:臨床経過とその多様 性」と題した講演で複雑なチックを主症状とするTourette症候群が、発達過程を通して様々なADHDや強迫症状や衝動性、攻撃性などの精神病理を併 発し、また軽減していくのかについて、最新の臨床データをもとに、詳しく解説されました。また自閉症スペクトラムには一般児童よりもTourette症候 群を発症するケースが多いことから、その臨床的特徴についてのご説明いただきました。また、治療の全体的な方針についてもご解説いただきましたが、それは 発達障害を持つすべての子どもに共通するものを含んでいるように思われました。発達障害を持つ子どもに接する臨床家が持つべき普遍的な態度について、 Zappella先生のお話とも通ずるものがあり、印象的でした。

脳機能イメージングを用いた高次脳機能研究についてのセミナー
「時間」と外界適応のための神経機構
〜「自己身体運動」と「他者との関わり」について〜
 このセミナーでは、発達障害の諸症状の神経機構を考えるうえでも 重要な高次脳機能に関して、脳機能イメージングを用いた最新のご研究を首都大学東京大学院の菊池吉晃先生にご講演いただきました。とくに「視覚的な遅延課 題」を用いたfMRI研究から、物との関わりや他者との関わりをコントロールする神経機構のみならず、自己を保つための神経機構まで、分かりやすくご説明 いただきました。さまざまに変化する物理的環境や社会的環境のなかで適応していくための神経機構について、「時間」と「自己の運動」をキーワードに考える という大変興味深いセミナーとなりました。

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