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被害にあわれた方、ご家族の方へ

犯罪被害後の心理的影響

被害から間もない時期に起こりやすいこと

これからあげることは、犯罪被害のような出来事を体験をした後によく見られる反応です。もちろん、あなたがすべてを経験するわけではありません。この中のたくさんのことを経験しているかもしれませんし、そのうちのごくわずかかもしれません。
 被害の直後からしばらくの間(1か月くらい[急性期])は、ほとんどの人はショックによって混乱しています。また、事件へのいろいろな対応(警察や病院に行く)があるため、自分のこころに関心を払う余裕がありません。たいていの場合、後から事件を振り返って、「ああそうだった」と気づくことが多いものです。

犯罪被害直後に見られる反応

あまりに突然の予期できないことについては、人間は対処できません。体もこころも頭も動かないものなのです。その場に立ちすくんでしまうような状況になります。
  その結果、次のような反応が見られます。

まわりの人からは、ぼうっとして見えたり、逆に落ち着いているように見えるために、あなたが混乱していることがよくわかってもらえないこともあります。
  このような反応は、事件直後から数日くらいの間に見られることが多いものです。 安心できる環境におかれれば、次第に落ち着いていく場合が多いです。
 ただし、本人から訴えることが少ないので、周りの人が気をつけてあげることが必要です。

1か月後くらいまで(急性期)に起こりやすいこと

直後のショックが落ち着いた後も、しばらく不安定な時期があります。その時には以下にあげたような症状が見られることがあります。

1. 気持ちがひどく動揺し、混乱していると感じる

2. 気持ちや感覚が自分から切り離されたような状態になる(解離性の症状)

3. 事件に関することが頭の中によみがえってくる

4. 神経が興奮して落ち着かない

このような急性期の状態は、1か月位続くことがありますが、時間とともに軽くなっていく場合には、必ずしも病的なものではありません。しかし、このような心理状態のため、あなたの日常生活や社会生活が損なわれたり、疲労や苦痛がひどい時には、一人で悩まずに精神科や心療内科、その他のこころの機関に相談しましょう。
  また、この中の多くの症状が何日も続いている場合には、急性ストレス障害(ASD:Acute Stress Disorder アキュート・ストレス・ディスオーダー)と診断されることがあります。その場合は、精神科や心療内科に相談することをお勧めします。

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