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司法精神医学研究部

精神鑑定(総論)RECRUIT

目次

精神鑑定について
さまざまな精神鑑定(各論)
関連する研究業績

精神鑑定について

精神鑑定とは
法律家が法的な判断をするときに、精神障害に関する専門知識と経験を補う必要があることがあります。そのような場面で、参考資料の作成と報告を精神科医に依頼するもののことを「精神鑑定」あるいは「司法精神鑑定」といいます。
どのような法律のどのような判断のための資料とするのかによって、さまざまな種類の精神鑑定があります。       
精神鑑定の種類
もっともよく知られているのは、刑事事件の被告人に責任能力があるのかを裁判官、裁判員が判断するときの参考として利用される「刑事責任能力鑑定」でしょう。
そのほかにも、成年後見という制度を利用して精神の障害のために財産の管理を後見人などに任せるほうがよいかどうかなどを判断するときに利用される「成年後見鑑定」、心神喪失者等医療観察法の専門的な医療が必要かどうかなどを判断するときに利用される「医療観察法鑑定」などがあります。    

さまざまな精神鑑定(各論)

 各種の精神鑑定については、以下のページで紹介しています。
刑事責任能力鑑定
成年後見鑑定
医療観察法鑑定

関連する研究業績

総説 原著 著書 報告書

総説

安藤久美子:法廷で精神障害を説明するということ.精神科24(3):374-377,2014.
安藤久美子,岡田幸之:大人の発達障害と犯罪,触法行為.精神科臨床サービス14(4):366-371,2014.
岡田幸之:刑事責任能力判断と裁判員裁判.法律のひろば:pp41-47,2014.
安藤久美子,岡田幸之:パラノイア/妄想性障害と司法精神医学.臨床精神医学42(1):101-105,2013.
岡田幸之:精神鑑定の実際-鑑定人が直面する難問とその解決のヒント.日本社会精神医学学会雑誌22(3):287-293,2013.
岡田幸之:精神鑑定.物質使用障害とアクディクション臨床ハンドブック,精神科治療学28増刊号:380-385,2013.10.
岡田幸之:責任能力判断の構造と着目点-8ステップと7つの着目点-.精神経誌115(10):1064-1070,2013.10.
岡田幸之:刑事精神鑑定の基礎-その手法と考え方.日本社会精神医学会雑誌21(3):209-294,2012.
安藤久美子:発達障害と司法との接点.治療94(8)1424-1428,2012.
安藤久美子:裁判員制度における情状鑑定の利用~精神鑑定の視点から~.青少年問題647(59):30-35,2012.
中谷陽二,岡田幸之,中島直,高岡健:裁判員裁判下の刑事精神鑑定はどうあるべきか(座談会).精神医療No.66:8-28,2012.
岡田幸之: 精神鑑定とうそ. こころの科学156: 28-32, 2011.
岡田幸之, 安藤久美子: 裁判員にわかりやすい精神鑑定結果の報告. 精神医学, 53(10): 947-953, 2011.
岡田幸之,安藤久美子,五十嵐禎人,黒田治,樽矢敏広,野田隆政,平田豊明,平林直次,松本俊彦:刑事責任能力に関する精神鑑定書作成の手引き(第4版).精神保健研究22(55):65-68,2010.
岡田幸之、安藤久美子:自閉症スペクトラム障害にみられる特徴と反社会的行動. 精神科治療学25(12), 1653-1660, 2010.
安藤久美子,岡田幸之:家族病理の視点からみた司法精神鑑定.家族療法研究27(3):pp242-247,2010.
吉川和男:わが国の責任能力判定の行方.司法精神医学5(1)pp48-54,2010.3.
岡田幸之,松本俊彦,五十嵐禎人,黒田治,平林直次,安藤久美子,野田隆政,樽矢敏広,高木希奈,平田豊明:刑事精神鑑定所の書き方―「刑事責任能力に関する鑑定書作成の手引き」の開発―.精神科治療学23(3):367-371,2008.
岡田幸之:刑法39条とその周辺についての精神医学的視点からの考察.司法精神医学3(1):83-87,2008.
美濃由紀子:「医療観察法」―看護の立場から何ができるか-鑑定入院・通院医療に焦点をあてて-.医学書院,精神看護,11(3), pp16-19,2008.5.
岡田幸之,美濃由紀子:医療観察法の鑑定入院で看護には何が求められているか.医学書院,精神看護,11(3), pp24-36,2008.5.
岡田幸之、安藤久美子:非行と広汎性発達障害―司法と医療の協力のために―.小児科臨床61(12):2608-2613,2008.
岡田幸之:刑事責任能力と精神鑑定―精神医学と法学の再出発.ジュリスト1391:82-88,2009.
岡田幸之:裁判員制度における精神鑑定.司法精神医学4(1):88-94,2009.
山口厚,井田良,佐伯仁志,今井猛嘉,橋爪隆,岡田幸之,河本雅也:現代刑事法研究会座談会「責任能力」.ジュリスト1391:89-115,2009.
岡田幸之:刑事精神鑑定-医療観察法施行後の変化-.こころの科学132, 42-46, 2007.
岡田幸之,吉澤雅弘,高木希奈,野田隆政,安藤久美子,松本俊彦,樽矢敏広:米国の刑事責任能力鑑定-「米国精神医学と法学会 心神喪失抗弁を申し立てた被告人の精神鑑定実務ガイドライン」の紹介(その2):心神喪失抗弁における精神活性物質中毒と非伝統的な精神障害の扱い-.犯罪学雑誌73(1): 15-26, 2007.
岡田幸之,野田隆政,安藤久美子,松本俊彦,樽矢敏広,吉澤雅弘,高木希奈:米国の刑事責任能力鑑定-「米国精神医学と法学会 心神喪失抗弁を申し立てた被告人の精神鑑定実務ガイドライン」の紹介(その3):鑑定の実務と倫理にかんする留意事項-.犯罪学雑誌73(2): 36-47, 2007.
岡田幸之,松本俊彦,野口博文,安藤久美子,平林直次,吉川和男:ICFの精神医療への導入 ICFに基づく精神医療実施計画書の開発.精神医学49(1):41-48, 2007.
岡田幸之:米国の法廷の中のPTSD. トラウマティック・ストレス 4: 9-14, 2006.
岡田幸之:PTSD診断と法律.こころの科学129, 54-60, 2006
岡田幸之,松本俊彦,樽矢敏広,吉澤雅弘,高木希奈,野田隆政,安藤久美子:米国の刑事責任能力鑑定-「米国精神医学と法学会 心神喪失抗弁を申し立てた被告人の精神鑑定実務ガイドライン」の紹介(その1):刑事責任能力判断の要点とその変遷-.犯罪学雑誌72(6): 177-188, 2006.
吉川和男:「医療の必要性」の判定基準と鑑定のあり方.臨床精神医学 35(3): 251-257, 2006. 岡田幸之:PTSDと法律をめぐる問題-医学的評価と法的判断-.看護技術10: 58-63, 2005.
岡田幸之:刑事責任能力再考-操作的診断と可知論的判断の適用の実際.精神神経学雑誌107(9): 920-935, 2005.
岡田幸之, 松本俊彦, 安藤久美子, 吉川和男:能力評価と診断書・鑑定書-ICFの利用の実際-. 臨床精神医学33:1131-1139 , 2004.

原著

安藤久美子:裁判員裁判における精神鑑定の役割と実際.司法精神医学 9(1):90-94,2014. 岡田幸之,安藤久美子,黒田治,五十嵐禎人,平林直次,松本俊彦,樽矢敏広,野田隆政,平田豊明:裁判員制度における精神鑑定の課題-全国の模擬裁判に参加した精神科医らの意見調査から.精神科14(3):183-189,2009.

著書

岡田幸之:司法精神医学.これだけは知っておきたい精神科の診かた,考え方,各科研修シリーズ,羊土社,198-201,2014.
岡田幸之:司法精神医学.精神保健福祉白書編集委員会(編):精神保健福祉白書2015年版-一改革ビジョンから10年-これまでの歩みとこれから,中央法規出版,東京,pp160,2014.
岡田幸之:第75章 触法行為と精神鑑定.日本統合失調症学会監修,福田真人,糸川昌成,村井俊哉,笠井清澄編集,統合失調症,医学書院,東京,pp717-725,2013.
安藤久美子:第7章 少年事件と鑑定.教育問題委員会 司法精神医学作業部会編:臨床医のための司法精神医学入門,振興医学出版,東京,pp135-154,2013.
安藤久美子:素行障害-診断と治療のガイドライン-(齊藤万比呂編),金剛出版,東京,pp23-32,2013.
岡田幸之:精神医学の光と陰.:専門医のための精神科臨床リュミエール30,精神医学の思想,(神庭重信,松原三郎責任編集),中山書店,東京,pp90-99,2012. 岡田幸之: 8章 犯罪捜査と心理学(健忘の偽装). 法と心理学事典. 朝倉書店, 東京, pp330-331, 2011.
岡田幸之: 12章 精神鑑定(精神鑑定, 統合失調症, 気分障害, パーソナリティ障害, 物質関連障害, 酩酊と責任能力, ICDとDSM, 精神障害者による殺人, 疾病の偽装と隠ぺい, 健忘, 刑事裁判の訴訟能力に関する鑑定, 責任能力の基準). 法と心理学事典. 朝倉書店, 東京, pp518-566, 2011.
岡田幸之: 「Ⅲ. 鑑定書」B. 簡易精神鑑定書. C. 1. 刑事精神鑑定書. 山内俊雄, 松原三郎編: 精神科医のためのケースレポート・医療文書の書き方「実例集」. 中山書店, 東京, pp395-404, 2011.
岡田幸之: 「刑事責任能力」. 松下正明総編: 精神医学キーワード事典. 中山書店, 東京, pp394-396, 2011.
岡田幸之: 不可知論の「カチ」-刑事精神鑑定の基本問題から-. 精神科臨床はどこへいく. 日本評倫社, 東京, pp134-137, 2011.
安藤久美子: 6章 犯罪原因論(発達障害と犯罪). 法と心理学事典. 朝倉書店, 東京, pp180-181, 2011.
安藤久美子: 12章 精神鑑定(発達障害, アスペルガー障害, 精神遅滞(知的障害), 性嗜好障害(異常), 外傷性記憶と法廷, 精神保健福祉法における通報と措置診察, 精神保健福祉法による入院). 法と心理学事典. 朝倉書店, 東京, pp518-566, 2011. 中谷陽二,五十嵐禎人,椎名明大,安藤久美子,岡田幸之,黒田治,田口寿子,藤崎美久,勝田聡,鈴木正利,原口正,吉澤雅弘:日本司法精神医学会裁判員制度プロジェクト委員会編;だれでもわかる精神医学用語集―裁判員制度のために―.民事法研究会,東京,2010.3.31.
吉川和男:「責任能力と精神鑑定」わが国の責任能力判定の行方.責任能力の現在-法と精神医学の交錯,金剛出版,東京,pp65-85,2009.
岡田幸之:6.裁判員制度と精神鑑定.専門医のための精神科臨床リュミエール1.刑事精神鑑定のすべて.五十嵐禎人(編)中山書店,63-76,2008.
安藤久美子:8.発達障害(Asperger症候群).専門医のための精神科臨床リュミエール1.刑事精神鑑定のすべて.五十嵐禎人(編)中山書店,160-172,2008. 岡田幸之:精神鑑定と裁判員裁判.精神医療と法,編集代表:中谷陽二. PP.105-121.弘文堂.東京,2008.8.
岡田幸之:第3章 国際生活機能分類(ICF)の基本的考え方と概要.精神保健福祉士・社会福祉士養成基礎セミナー1医学一般 人体の構造と機能および疾病,編集:精神保健福祉士・社会福祉士養成基礎セミナー編集委員会. PP.59-80.へるす出版.東京,2008.12.20.
岡田幸之,安藤久美子:諸外国における刑事精神鑑定-アメリカ-訴訟能力の判定.総編集:松下正明,編集:山内俊雄,山上皓,中谷陽二:司法精神医学2刑事事件と精神鑑定.中山書店,東京,2006.
岡田幸之,金吉晴,岩井圭司:PTSDの精神鑑定ガイドライン.心的トラウマの理解とケア第2版.じほう,東京,2006.
安藤久美子,岡田幸之,小泉義紀:諸外国における刑事精神鑑定-カナダ-司法システムと精神鑑定.総編集:松下正明,編集:山内俊雄,山上皓,中谷陽二:司法精神医学2 刑事事件と精神鑑定.中山書店,東京,2006.
吉川和男:医療観察法と精神鑑定-制度の概要と精神鑑定の役割-.総編集:松下正明,編集:山内俊雄,山上皓,中谷陽二:司法精神医学2 刑事事件と精神鑑定.中山書店,東京,2006.
岡田幸之:成年後見制度における精神科医の役割.保坂隆編:精神科 専門医にきく最新の臨床.中外医学社,pp292-295,東京,2005.
岡田幸之:辞書項目「精神鑑定」.南山堂医学大辞典改訂19版.南山堂,東京,2006.

報告書

岡田幸之:平成21年度厚生労働科学研究費補助金(こころの健康科学研究事業)心神喪失者等医療観察法制度における専門的医療の向上のためのモニタリングに関する研究(研究代表者:吉川和男).分担研究報告書「心神喪失者等医療観察法制度における社会復帰要因の評価手法に関する研究」pp87-93,2010.
岡田幸之:平成21年度厚生労働科学研究費補助金(こころの健康科学研究事業)「医療観察法鑑定入院制度の適正化に関する研究」(研究代表者:五十嵐禎人)分担研究報告書「他害行為を行った者の責任能力鑑定に関する研究」pp.11-44, 2010.
岡田幸之:平成20年度厚生労働科学研究費補助金(こころの健康科学研究事業)他害行為を行った精神障害者の診断、治療及び社会復帰支援に関する研究(主任研究者:山上皓)分担研究報告書「他害行為を行った責任能力鑑定に関する研究」2009.
岡田幸之:平成19年度厚生労働科学研究費補助金(こころの健康科学研究事業)他害行為を行った精神障害者の診断、治療及び社会復帰支援に関する研究(主任研究者:山上皓)分担研究報告書「他害行為を行った責任能力鑑定に関する研究」2008.