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・鈴木浩太氏(知的障害研究部)が、日本小児神経学会の若手優秀ポスター賞を受賞しました
 第53回日本小児神経学会総会 若手優秀ポスター賞 優秀賞
 乳幼児期の母親の養育行動が学童期の子どもの行動に与える影響:豊かな出産経験の 効果に関する出生コホート調査
 鈴木浩太、北 洋輔、井上祐紀、加我牧子、稲垣真澄

出産を通して、女性は、自身の価値観に影響を与え,産後の行動を変化させるような体験ができることがあります。このような体験は「豊かな出産体験」と定義され、母親の精神的健康に好ましい効果があると報告されてきました。我々は出産から産後約7年6カ月まで蓄積された縦断的データを用いて、豊かな出産体験が、母親の養育態度と学童期の子どもの行動に与える影響を検討しました。豊かな出産体験は、乳幼児期の養育の暖かさを増大させていました。暖かい養育には、「子どもに対してほほえみかけること」や「話し合いの機会を作ること」などが含まれます。さらに、その暖かい養育態度は、学童期の子どもの「友達に対するやさしい行動」を促し、「困った行動」を減少させていました。これらの結果は、妊娠出産期の女性に介入することで、子どものリスクを減少させる可能性を示し、発達障害児支援の新たな視点を与えることが期待されます。