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・塚田恵鯉子氏(精神生理研究部/センター病院精神科)が、The 6th World Congress of the World Sleep Federation (Worldsleep 2011)において、Poster Awardを受賞しました
日本の小中学生を対象とした睡眠関連呼吸障害の症状と眠気との関連:大規模横断調査
塚田恵鯉子1) 2) 4)、北村真吾 1)、亀井雄一1) 4) 、朝田 隆2)、小山智典3)、神尾陽子3)、三島和夫1)
1)精神生理研究部、2)筑波大学大学院人間総合科学研究科、3)児童・思春期精神保健研究部1)精神生理研究部、2)筑波大学大学院人間総合科学研究科、3)児童・思春期精神保健研究部、4)センター病院精神科

睡眠呼吸障害は、現在では一般によく知られた疾患である。子供において、眠気のみでなく、記憶や知能、学校での活動や学業成績の低下、注意欠陥/多動性障害を引き起こすリスクであるとも言われている。しかし、日本で大規模調査の報告はなく、罹患率や眠気との関連に関しても不明であった。そこで、2009年12月~2010年4月までに、全国の10カ所、148小学校、71中学校から抽出した小中学生を対象に、両親記入型の質問表を配布し調査を行った。質問表には、睡眠習慣と睡眠障害(睡眠関連呼吸障害に関連する症状として、いびき、息つまり、息止まりと眠気)の項目を含めた。有効回答計25,211名分のデータを解析した結果、いびき、息つまり、息止まり、眠気を週に2回以上認める児童は、それぞれ全体の8.7%、1.1%、1.3%、7%であり、同様に週に5回以上認める児童は、それぞれの項目で1.5%、0.2%、0.2%、0.9%であった。
性別、学年、総睡眠時間を共変量とした解析結果で、睡眠関連呼吸障害の3症状(いびき、息つまり、息止まり)はそれぞれ、小児においても日中の強い眠気を引き起こす独立したリスク因子である可能性があることが明らかになった。