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・精神保健研究所の金吉晴部長(成人精神保健研究部)らによる、長崎原爆の心理的被ばく体験者の長期的な精神的影響についての研究がBritish Journal of Psychiatry誌に掲載され、英国王立精神医学会からプレスリリースされました

金吉晴部長らは、長崎で原爆投下を間近に目撃した住民は、実際の放射線被ばくがなくても、その後の10年間に同じ地域に移住してきた対照群と比べて、50年を経たあともなお、精神健康が有意に悪化していることが見いだしました。また目撃した住民の8割が爆発の光が放射線だと誤解されており、そのことも精神健康に関係していました。心理的な被ばくについては、不安の拡大、長期化を防ぐために、正しい知識の普及、相談機会の提供などが求められます。なお、この研究結果を受けて、長崎での原爆を心理的に体験した人々の精神支援についての取り組みが、国、県、市の協力によって始められています。