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・肥田昌子精神生理機能研究室長(精神生理研究部)が第18回日本時間生物学会学術大会において優秀ポスター賞を受賞しました

第18回日本時間生物学会学術大会(2011年11月24-25日:名古屋)において、肥田昌子氏(精神生理研究部)の研究成果「生体組織を利用した生物時計機能評価-概日リズム睡眠障害患者への応用-」に対して優秀ポスター賞が授与されました。
【研究概要】概日リズム睡眠障害は約24時間を周期とする概日リズムを制御する生物時計システムの異常や不適応から生じていると考えられている。概日リズム睡眠障害の病態を精確に理解し診断するためには、個人の生物時計機能障害の正しい評価が必要であるが、従来法では隔離実験室において深部体温や神経内分泌リズムを数週間にわたって測定する必要から、負担が大きく、より実用的評価法の開発が求められている。生物時計の発振機構には、時計遺伝子群が構成する転写・翻訳制御ネットワークが深く関与しており、中枢である脳視床下部視交叉上核のみならず、ほとんどの組織の細胞にも生物時計機能が備わっている。今回肥田室長らは、皮膚生検から樹立した初代線維芽培養細胞における時計遺伝子発現リズムを測定し、同一被験者において従来法により決定した神経内分泌リズムと比較を行い、末梢時計リズム周期と生理機能リズム周期が有意に相関することを明らかにした。さらに、この簡便な末梢細胞を利用したリズム測定法を概日リズム睡眠障害に応用し、生物時計機能評価の臨床応用を試みた。