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・第31 回日本社会精神医学会(2012 年3 月15-16 日:東京) 優秀発表賞
医療観察法通院処遇における問題行動のリスクファクター
安藤久美子、中澤佳奈子、長沼洋一、菊池安希子、岡田幸之

医療観察法では、社会復帰調整官による定期的な精神保健観察や指定通院医療機関による手厚い医療、地域関係機関による社会福祉援助などの多方面から医療観察法対象者の生活を支援しています。そのなかでは、医療の継続の困難や社会生活上の問題に発展するような徴候をできるだけ早期に見いだし、環境調整や介入を行うことが重要となります。そこで、本研究では通院処遇中の対象者の実態について調査し、自殺や暴力行動の発生のほか、通院や服薬などの医療の不遵守に関するリスクファクターを明らかにしました。また、これらの結果を実際の処遇にも役立てるため、各リスクファクターに基づいて通院処遇中の治療プログラムが選択できるような通院処遇クリニカルパスシステム(案)を提案しました。こうした分析は、その結果を適切に用いることにより、対象者のクライシスプランの作成に有用な示唆を与え、リスクマネージメントの視点から適切な精神保健観察を行うにあたっても役立つものと考えられます。