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第19回日本睡眠学会睡眠研究奨励賞(非臨床系)

Hida A, Kitamura S, Ohsawa Y, Enomoto M, Katayose Y, Motomura Y, Moriguchi Y, Nozaki K, Watanabe M, Aritake S, Higuchi S, Kato M, Kamei Y, Yamazaki S, Goto Y, Ikeda M, Mishima K: In vitro circadian period is associated with circadian/sleep preference. Sci Rep 3: 2074. 2013.

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23797865


ヒトの皮膚切片から培養した細胞内で時計遺伝子の発現リズム(体内時計リズム)を測定する方法を確立し、体内時計リズムの周期がクロノタイプ(朝型夜型)や休日の睡眠習慣(入眠覚醒時刻)と関連することを明らかにしました。
これまでヒトの体内時計リズムを正確に調べるには、特殊な施設、数週間におよぶ検査期間、生体試料の連続採取が必要であり、臨床研究に応用することは非常に困難でした。
しかし、本研究で確立した方法は個人の生体試料(皮膚切片)に由来する培養細胞を利用するため、今までの方法とくらべて簡便に個々の体内時計リズムを測定することができます。
この方法を活用することで、睡眠覚醒リズム障害など体内時計の障害によるさまざまな疾患の診断や治療候補物質のスクリーニングが可能となり、患者個人に合った治療の提供へつながることが期待されます。