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17th World Congress of Psychophysiology
優秀ポスター賞)

Recovery from potential sleep debt via sleep extension may improve emotion regulation.

睡眠延長による潜在的睡眠負債からの回復が気分調節機能を改善する

Yuki Motomura, Shingo Kitamura, Kyoko Nakazaki, Kentaro Oba, Ruri Katsunuma, Yasuko Katayose, Akiko Hida, Yoshiya Moriguchi, Shigekazu Higuchi, Kazuo Mishima

研究要旨
睡眠不足に陥っているにもかかわらず自覚できない現代人が増加している可能性が指摘されています(潜在的睡眠不足)。本研究では、健常男性15名に9日間にわたって必要十分な睡眠をとらせました(12時間の暗所での就床)。
睡眠不足から完全に回復させると、気分の改善とともに、不快な刺激に対する扁桃体(情動処理の中枢領域)の反応が低下することが明らかになりました。さらに睡眠不足の解消後には前頭葉による扁桃体の抑制機能が強化されていること、レム睡眠が重要な働きをしている可能性があることを明らかにしました。
本研究により、自分では自覚していない程度の潜在的な睡眠不足も人の気分調節に悪影響を及ぼしていることを示唆しています。
本研究の結果は軽度の睡眠不足であっても軽視せず、十分な睡眠時間を確保することの重要性を示しているのではないでしょうか。