<神経研究所>
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霊長類研究施設

施設外観

精神・神経疾患の病態解明や治療法の開発を目指しています

脳や神経の損傷や異常から、さまざまな障害や疾患があらわれます。
こうした、精神や神経の疾患や障害の多くは、残念ながらその発症メカニズムが不明のままで、根治的な治療法もないのが現状です。
これまでの医学・生命科学は、ラットやマウスをおもな対象として多くの研究成果をあげて来ました。
しかし、ヒトとラットやマウスを比べると、神経系の構造や機能が大きく異なっています。
したがって、特に思考・感情・注意・記憶など高次脳機能といわれる機能に障害のある精神・神経疾患では、ラットやマウスを用いた研究では病態解明や治療法の開発に限界があります。
ヒト以外の霊長類を研究に用いることはきわめて重要なのです。 神経研究所霊長類研究施設は、2005年4月に竣工した総床面積1800平方メートルの施設です。
マーモセットという小型霊長類を自家繁殖できるコロニーを持ち、そのマーモセットを用いた精神・神経疾患および筋疾患の病態解明とその治療法の開発を目的とした研究を推進しています。
研究を通じ、国民のみなさまの健康に貢献していきたいと考えています。

動物実験における3Rの原則

研究に動物を用いるに際しては、動物に対する福祉的・倫理的配慮が必要です。
私たちは、平成17年に改正された(平成18年6月1日から施行)「動物の愛護及び管理に関する法律(いわゆる動愛法)」にも新たに盛り込まれた3Rの原則を遵守した研究活動を行っています。
3Rとは、動物の受ける苦痛を最大限に軽減すること(Refinement)、動物そのものを用いることに代わる研究方法、あるいは他の動物種を用いる方法、すなわち代替法の検討(Replacement)、科学的な信頼を損なわない範囲で使用頭数を削減すること(Reduction)です。
最近では、これらに加え研究者側の説明責任(Responsibility)を加え4Rと考える研究者も増えています。

霊長類を用いた研究で重要なこと

研究者は、霊長類がヒトに近縁で高度な精神機能を有した貴重な動物であることを認識することが大切です。
また、研究に使用する個体は、研究用に繁殖・飼育された個体に限ります。
また、霊長類を用いる意義を十分に考慮した、霊長類を用いなければ達成できない研究であることが前提です。神経研究所では、こうした姿勢を反映させ、3Rの原則に従った研究活動を行っていくため、独自のガイドラインを設けています。さらに、個々の実験計画に対して倫理委員会がその妥当性を審査しています。

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