<神経研究所>
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中型実験動物施設

総合実験動物棟

筋ジストロフィーは、筋肉の変性を特徴とする重篤な疾患であり、現在のところ根治的な治療法はありません。これまでマウスやニワトリなどの筋ジストロフィーモデル動物が使用され、筋ジストロフィー発症のメカニズムを追求する研究などに大きな成果をあげてきました。しかし、これらのモデル動物は、ヒトにおける筋ジストロフィーと異なり軽度な症状しか示さないため、治療方法の研究には限界がありました。本施設で飼育されている筋ジストロフィー犬は、1980年代の後半に米国で発見され、ヒトのデュシェンヌ型筋ジストロフィーと非常によく似た症状を示し、また心不全が併発することからも、モデル動物として注目されています。特に進行性の経過を示すことから、治療方法の開発研究のためのモデル動物として優れています。

本施設は、2001年3月に竣工した床面積約1,800平方メートルの総合実験動物棟であり、筋ジストロフィー犬を用いて、遺伝子治療、細胞治療、薬物治療など、多角的な治療方法の開発研究を行う目的で建設されました。また、筋ジストロフィー犬の病態、特に心不全のメカニズムについても検討を進めています。筋ジストロフィー犬の飼育と実験においては、その健康管理および動物愛護・福祉と実験における安全性について充分に配慮した設備と管理方法を採用した施設として運用されています。

外国では米国、オーストラリア、フランスに筋ジストロフィー犬を維持している施設がありますが、本施設は日本における筋ジストロフィー犬研究の中核的存在として機能しています。

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