<神経研究所>
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所長のあいさつ

神経研究所 所長 武田 伸一

国立研究開発法人の新しいスタートにあたり、国立精神・神経医療研究センタ-神経研究所をご紹介いたします。

国立精神・神経医療研究センタ-神経研究所は、昭和53年4月1日に当時の国立療養所武蔵病院の中に「神経センタ-」と称して設立され、精神障害・神経障害・筋障害・発達障害などの病態や病因の解明及びそれらの治療法の開発を目指して8部16室でスタ-トをしました。そして、昭和61年10日1日には、国立精神・神経医療研究センタ-の設立に際して「神経研究所」と改称され、組織も14部35室、2管理室体制に拡張されました。以来20年余り、神経研究所は所員のたゆまぬ努力によって着実に発展し、国内で最も活性のある研究所の一つと評価されています。この度センターが独立行政法人に移行するにあたり、橋渡し研究や臨床研究の重要性が増しており、病院と研究所の連携を更に推進すべく研究所の体制の見直しを進めています。

研究所の施設は約8000平米の本館、約4000平米の2号館、約3000平米の実験動物研究施設の3棟から成っていましたが、平成12年度には約1500平米の中型実験動物研究施設が新築されるとともに、ゲノム解析センターが開設され、分子・細胞生物学的研究の基盤が拡大しました。平成15年度からは実験動物研究施設および霊長類飼育研究施設の機能強化を目的とし、中型実験動物棟の増改築が行なわれ、総合実験動物棟として生まれ変わり、さらに、平成16年度には国府台地区にあった精神保健研究所の移転のため新しい研究所3号館が建設されました。神経研究所には、分子生物学、免疫学、形態学、生化学、発生学などを武器とした7つの基礎研究部門と神経・筋疾患、精神疾患、発達障害などを対象とした7つの臨床研究部門、更には実験動物とアイソト-プに対する研究管理部門があり、一丸となって活発に研究を行っています。また、小型実験動物棟の老朽化に伴い、平成23年度には遺伝子改変動物などを用いた前臨床研究を行なうための新小型実験動物棟が建設され、更に、PET、サイクロトロンが配置される実験動物画像解析施設も完成しました。これにより精神・神経・筋・発達障害にかかわる疾患を様々な研究手法を用いた学際的な研究の遂行がこれまで以上に可能となり、世界に類をみないスケールの大きい研究所への発展が期待されています。

神経研究所は非常に開放的であり、外部からも多くの研究者を集めています。その主なものとして流動研究員制度があり、定員45名に及ぶ若手研究員が活躍しており、その他に、学術振興会特別研究員、さきがけ研究員、科研費研究員、各種財団リサーチレジデントや、研究生、併任研究員、客員研究員などを加えると総勢200名に達しており、これらの研究者の貢献も非常に大きなものです。神経研究所は実質的な大学院大学としても機能しており、事実平成16年度から早稲田大学理工学部、平成18年度から東京医科歯科大学、平成21年度から山梨大学、平成22年度から千葉大学、平成25年度からは東京農工大学との連携大学院制度が開始されています。このように本研究所は若手研究者の教育の場ともなっており、国内のみならずアメリカ、ドイツ、フランス、中国、韓国、フィリピンなど諸外国からの留学生(研究員)も受け入れています。またジョンスホプキンス大学、ハーバード大学、マックスプランク研究所、パスツール研究所、ピエール・マリー・キュリー大学、メルボルン大学など海外の研究機関との共同研究も盛んに行なわれています。

当研究所では神経、精神、筋、発達障害の病気で悩む方々のために、これらの難治性疾患克服の輝かしいニュ-スがこの小平の地から発信できる日が一日でも早く来るようにと願って、研究所員一同努力しております。どうか宜しくご支援の程お願い申し上げます。なお、これらの病気に関する研究の現状にご興味のある方は、これに続く当研究所の詳細な内容をご覧下さい。

平成27年4月
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センタ- 神経研究所 所長 武田 伸一

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