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第16回 若手育成カンファレンス報告書

 2012年1月6日、第16回若手育成カンファレンスとして、若手研究グループの坂元千佳子さん、神経研究所の北條浩彦さんの両名より発表が行われました。

「パーキンソン病に対する運動療法LSVT○RBIGの効果」
坂元千佳子(若手研究グループ 病院 リハビリテーション部)

LSVT○RBIGは米国で開発されたパーキンソン病(PD)患者に対する運動療法であり、海外ではPD患者の運動症状に対する有効性が確認されています。そこで、坂元さんらは本邦におけるLSVT○RBIGの有効性及び安全性について検討を行いました。その結果、15例中14例の被験者に運動機能及び精神機能の改善が認められ、本運動療法が実施可能性の高いものであることが示されました。
また、今後LSVT○RBIG実施有資格者を育成するための講習会を開催し、本邦での導入を推進していくことが併せて示されました。

「RNAiの医療応用と現状、そして問題点」
北條浩彦(神経研究所 神経薬理研究部)

RNAi(RNA interference:RNA干渉)は、小さな二本鎖RNAによる遺伝子発現の転写後抑制現象であり、1998年に発見され、基礎研究分野では遺伝子発現の抑制技術として広く利用されています。しかしながら医療分野での応用については未だに実用化の目処が立っておりません。
北條さんらは次世代のRNAi技術となりうる対立遺伝子特異的RNAiノックダウンの研究開発を行っており、発表ではRNAiの仕組みと性質の解説に始まり、本技術の医療分野への応用の可能性と、Drug Delivery System開発の必要性といった今後の課題についてご紹介頂きました。

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