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第18回 若手育成カンファレンス報告書

 2012年4月13日、第18回若手育成カンファレンスとして、精神保健研究所の本間元康さん、若手研究グループの本田涼子さん及びTMC臨床研究支援室の立石智則さんの3名より発表が行われました。

「乳児難治てんかん患者の脳波における高周波解析および高密度脳波計の開発」
本田 涼子(若手研究グループ 病院 小児神経診療部)

本田さんらはてんかん患者の脳内病変部位を簡便かつ非侵襲的に検査を行うために、従来と比較してより多くの箇所での脳波を測定できる脳波測定キャップを作成し、実際に3名の患者さんでの測定を行いました。測定データから推測される病変部位はMRI画像によって確定された病変部位とほぼ一致しており、この脳波測定方法の有用性が示唆されました。
また、開発にあたっての問題点とその克服に至る流れについてもお話頂き、大変示唆に富んだ発表となりました。

「巨大地震における平衡感覚機能の異常」
本間 元康(精神保健研究所 成人精神保健研究部)

昨年発生した東日本大震災以降、めまいを訴える人が増加していることから、本間さんは「余震を繰り返し経験したグループ(地震群)」と「余震をほとんど経験しなかったグループ(統制群)」について、平衡感覚機能及び心理的ストレス指標を比較し、めまいの発生機序を検討しました。
心理的ストレス指標においては両群間に有意差が認められなかったものの、平衡感覚機能に差異が認められ、また、その異常の程度はストレス指標と相関関係にあったことから、余震による物理的な影響が心理的ストレスによって増幅されている可能性が示唆されました。

「当センター病院で実施予定の医師主導治験(早期探索的臨床試験)について」
立石 智則(TMC 臨床研究支援部)

我が国は基礎研究の分野においては世界でもトップクラスの実績を示す一方、基礎研究から得られた医薬品候補物質(シーズ)を実際に医薬品として実用化することが大きな課題となっております。TMC臨床研究支援室は当センターにおける医薬品開発を支援する役割を担っており、発表では臨床研究支援室の活動概要と、現在支援を進めている早期探索的臨床試験についてお話頂きました。

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