TMC事務局
Tel:042-341-2711(大代表)

ホーム教育・研修若手育成カンファレンス > 第19回 若手育成カンファレンス報告書

第19回 若手育成カンファレンス報告書

 2012年5月11日、第19回若手育成カンファレンスとして、神経内科免疫研究部 荒浪利昌さん、若手研究グループの森まどかさんの2名より発表が行われました。

「難治性NMOに対する抗インターロイキン6受容体抗体(トシリズマブ)療法」
荒浪利昌(神経研究所 免疫研究部)

荒浪さんらは、難治性視神経脊髄炎(NMO)患者において、血中でのプラズマブラスト(PB)という特殊なB細胞が増加し、この細胞が血中の、抗AQP4抗体の主要な産生源であり、インターロイキン6(IL-6)に対する受容体を豊富に発現し、PB表面のIL-6受容体にIL-6が結合するとPBの生存や抗体産生が促進されることを報告されています。今回の発表では、難治性NMO患者に対して関節リウマチ薬でIL-6シグナルをブロックする薬剤である抗IL-6受容拮抗体を投与することによる安全性と有効性を評価する研究について紹介されました。また、NMOの発症メカニズムについての解説や今後の研究の方向性についてもお話し頂き、大変示唆に富んだ発表でした。

「GNEミオパチー(縁取り空胞を伴う遠位型ミオパチー)についての新たな知見」
森まどか(若手研究グループ 病院 神経内科診療部)

森さんは、若手研究グループで縁取り空胞を伴う遠位型(GNE)ミオパチー患者の歴史的対照群・症状評価指標の確立に取り組まれており、進捗状況とその成果についてご発表いただきました。アンケート調査や後ろ向きカルテ調査によって、GNEミオパチーの症状と遺伝子変異ドメインとの関連が明らかになる一方で、経時変化については症状が多様であることを示されました。こうした結果を踏まえて現在取り組まれている、前向き自然歴調査の進捗状況について説明されました。
また、フロアから質問のあった、若手研究グループに参加してよかった点としては、研究費を備品購入(パソコン)に充てることができたことを挙げられました。そして、これまでの若手研究グループでの活動についても振り返っていただきました。

[ TOPへ戻る ]