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第20回 若手育成カンファレンス報告書

 2012年6月8日、第20回若手育成カンファレンスとして、病院 歯科 福本裕さん、若手研究グループの伊藤淳子さんの2名より発表が行われました。

「精神科病棟における転倒転落防止指導効果」
伊藤 淳子(病院 医療安全管理)

精神疾患患者は、精神症状の悪化や内服薬の影響による身体症状の変調のために転倒転落事故の発生リスクが高く、その予防は精神科看護においても大きな課題です。
伊藤さんらは、若手研究グループにおいて精神科病棟に入院中の患者に対する転倒転落防止について取り組まれています。今回の発表では、この研究に先立って開発した転倒転落の危険性に関するアセスメント方法を用いて、転倒転落防止のための介入研究の成果に ついてご発表いただきました。
今回の介入研究では、その有効性は明らかになりませんでしたが、患者および看護師等スタッフの意識の変化や介入に集団療法を用いた利点など質的な変化についても考察されており、今後の取り組みに向けての可能性が示唆される発表でした。

「当院における重症心身障害児(者)の口腔咽頭由来菌について -特に誤嚥性肺炎への影響-」
福本 裕(病院 歯科)

重症心身障害児に対する院内感染の予防は病院全体として取り組むべき課題です。福本さんは、口腔咽頭由来菌についての調査を実施され、さらにそれらの菌が病原性として誤嚥性肺炎の起因菌の供給源となるかについて検討されました。食事摂取に経鼻経管栄養を用いられている患者に対し口腔咽頭由来菌と誤嚥性肺炎の起炎菌に共通する菌種が認められており、誤嚥性肺炎の起炎菌は医療行為による影響を受けて、口腔咽頭由来菌が供給源となっている可能性について考察されました。
また、重症心身障害児のみならずADLの障害が大きいパーキンソン病患者においても誤嚥性肺炎の問題は大きく、今後の課題の方向性についてもご紹介いただきました。

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