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第35回 若手育成カンファレンス報告書

 2014年5月28日、第35回若手育成カンファレンスが開催され、若手研究グループの山野真弓さん(病院 リハビリテーション部)が研究計画を発表されました。

「統合失調症に対する感覚調整室による介入の有効性についての研究」
山野 真弓(病院 リハビリテーション部)

 平成22年4月から、わが国初の感覚調整室が当センターの9病棟(医療観察法合併症病棟)に導入されており、山野さんはこの調整室利用の有効性について導入時より研究されています。昨年の報告会では、症状の安定した統合失調症の患者に対して感覚調整室は安全に利用でき、通常のリラクゼーションによる介入方法と同程度に効果が得られることが示唆されたという研究結果を発表されました。そして、現在、不穏状態の統合失調症患者に対しても感覚調整室介入が有用であるか検討する研究実施しており、今回はその研究の経過報告をされました。「N=1」無作為割り付け対照試験ケースシリーズ研究で、通常のリラクゼーション治療をコントロールに感覚調整室利用を比較。被験者のリクルート、割り付けは完了し、評価者間の信頼性の測定とトレーニングを行っていることを報告されました。
会場から、コストパフォーマンスや他施設への普及の可能性の有無、調整室の利用の効果には、多様な効果要素を含んでおり、その要素の調整はどのようにするのかなど質問がでました。解析時に共変量として対応、また副次アウトに被験者が部屋を気に入ったかどうか追加してはどうかなどアドバイスがありました。心理社会的支援の評価の困難さ 複合的な治療体制の元で調整室利用効果だけを抽出する難しさについて、山野さんは質問に一つ一つ丁寧に説明、回答されました。
 シンプルな色遣いで、わかりやすいスライドデザイン、落ち着いた声のトーン、スピードでしゃべることが出来ていると発表態度においても高い評価を受けていました。

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