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第41回 若手育成カンファレンス報告書

2015年1月28日、第41回若手育成カンファレンスが開催され、薬剤部の原恵子さんが研究報告を発表されました。

「ベンゾジアゼピン系薬剤に関連した研究の検討」
原 恵子(薬剤部)

 原さんは精神科病棟で薬剤師として薬剤指導を行う中で、患者さんの中には適正に睡眠薬が使用していないため、睡眠の質を悪くしていると感じていました。そこで、不適切な使用が睡眠効率を下げ、患者さんが適正に使用できるようになれば睡眠を改善できるのではないかと考えました。まず1年目に患者の睡眠使用における実態調査を実施しました。予想に反して、結果は、適正ではない睡眠薬使用をしている患者は少なく、睡眠効率は高く、服薬行動と睡眠効率の間に関連はみられませんでした。患者のニーズは適正使用の知識ではなく、睡眠薬の減量ということが判明しました。この結果を踏まえて、2年目は、睡眠剤を減量する方法について検討しました。原さんが着目したのは、ベンゾジアゼピン系薬剤を多剤連用している高齢者に、地域の薬局薬剤師が冊子を送付して行う教育的介入で睡眠剤減量に成功した研究でした。著者にコンタクトを取り、冊子の使用およびアレンジの許可を得て、現在、精神科デイケアに通う患者を対象にした介入研究を計画中であることを報告されました。会場からは、ベンゾジアゼピン系薬剤が減った代わりに、抗精神薬の使用が増えないか調べておいた方がよいのではというアドバイスや、非ベンゾジアゼピン系薬剤の扱いはどうするのかなど活発な質問がありました。また、なぜこの研究をしたいと思ったかなど研究経緯について、視覚効果を用いたわかりやすいスライドで熱意持って堂々と語る姿は高く評価されていました。

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