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第42回 若手育成カンファレンス報告書

2015年4月22日、第42回若手育成カンファレンスが開催され、トランスレーショナル・メディカルセンター臨床研究計画・解析室長の渡辺範雄さんが発表しました。

精神科領域の無作為割り付け対照試験
渡辺 範雄(トランスレーショナル・メディカルセンター)

 介入研究における無作為割り付け対照試験(RCT)の、強いエビデンスとしての重要性は言うまでもありません。しかし他の臨床研究と比較しても、RCTには様々な工夫や努力が必要になります。研究前からやるべきことは膨大ですし、研究開始後も患者リクルートは往々にして進まず研究の律速段階となるため様々な工夫が必要になります。データ収集後にもデータ固定、医学雑誌への結果公表、結果を実臨床へ活かすための戦略立案と実施、次の研究計画など仕事は山積みです。また、特に精神科領域では多くの精神疾患は自然軽快がありうること、薬物療法も精神療法も治療そのものの持つ特異的作用だけではなく非特異的な部分にも大きな有効性があること、また診断・患者選択・評価などあらゆる場面でバイアスが混入しうることから、臨床試験を成功させるためには様々な問題を解決する必要があります。今回の発表では、まず臨床試験の計画・実施・終結方法について解説され、次にご自身が行われた「うつ病患者の不眠改善を目的にした短期行動療法の多施設共同試験(DEBUT study)」の経験を題材にして、臨床試験の苦労や工夫、楽しさについて述べられました。

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