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第48回若手育成カンファレンス報告書

平成27年12月16日

今回は、看護部佐伯幸治さんに「新しい看護ケアのアウトカムを求めて~メタ認知評価方法の日本語版の作成~」という発表をしていただきました。

メタ認知は「認知についての認知」とされ,「自己の認知をモニタリングし,解釈し,評価し,調整する高次の認知機能」と定義されています。すでに海外ではメタ認知を標的とした介入が複数行われてきました。精神看護においても看護師が患者に洞察を促し、自己の感情や出来事について客観視を促す関わりをしていることが報告されており、患者の洞察や客観視などのメタ認知への関わりは重要であると考えられます。

佐伯幸治さんによると、そうした関わりの効果を測定する方法はなく、精神科看護師の介入の成果を十分に示すことが出来ていない現状があるそうです。そこでSemerariが作成したメタ認知の評価方法(Metacogniton Assessment Interview:MAI)を日本語に翻訳し、信頼性・妥当性を確認する研究を計画しました。本研究は現在、倫理委員会に申請中です。

カンファレンスでは、メタ認知についての一般的概念、MAIの説明、研究計画を中心にプレゼンテーションが行われました。フロアからは、研究目的、倫理的側面、学術的内容、研究の発展の方向など、種々の質問が発せられました。

データが収集された後、うつ病患者と健康な地域住民の比較により臨床的な有用性について確認する予定です。

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