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第50回 若手育成カンファレンス報告書

統合失調症患者における身体的健康について ~代謝系異常に着目して~
菅原 典夫(トランスレーショナル・メディカルセンター)

 統合失調症に罹患した患者群での平均余命は、一般人口に比して約10年から15年ほど短いと海外から報告されている。余命短縮に寄与する要因として、心血管疾患によるものが大きいとする調査もあり、この背景には、血糖値の上昇や脂質異常症などの糖脂質代謝障害があると推測されている。本邦におけるメタボリック症候群(MetS)の罹患率については、特に外来患者において高いことが確認されているが、外来通院主体の統合失調症治療を進めるに際して、適切な介入法の提案が必須であると考えられる。

 これまで統合失調症に罹患した集団におけるMetSについて、多くの介入研究とその成果が海外において報告されているものの、人的、時間的な制約の多い本邦の外来診療現場で実施可能な介入法について参考になるものは少ないのが現状であった。

 当日の発表では、報告者が行った「統合失調症患者のメタボリック症候群予防に関する研究」の経験を題材にして、臨床試験の計画や実施に際してエフォートを要した点について概説するほか、その他の身体的健康問題についても触れる。

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