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センター長挨拶

トランスレーショナルメディカルセンター(TMC)は、独立行政法人国立精神・神経医療研究センターの一組織として、病院と両研究所とを橋渡し、研究所で得られた研究成果を速やかに臨床応用する一方で、日々の臨床体験から得られた疑問を研究として展開するための体制を整備するために設立されました。現在、臨床試料および臨床情報を研究においても有効に活用するため、生体試料レポジトリーを含めた組織化と整備を開始しています。今後、以下の活動を中心に運営を行う方針です。
(1)医療情報管理解析体制の整備
ヒト筋レポジトリーをはじめとして、既に蓄積されている臨床試料および臨床情報を、更に拡充し、研究においても、NCNPの財産として有効に活用する仕組みを構築する。
(2)臨床研究を行うための教育支援と人材育成の推進
これまで進めてきた臨床研究及び倫理に関するセミナーを更に充実させるに留まらず、コメディカルを含めた若手研究者に対するフェローシップ体制(若手研究グループ)を構築する一方、3施設の若手研究者が交流するための若手育成カンファレンスを定期的に開催し、臨床研究の推進と人材育成を図る。
(3)臨床治験・臨床研究の支援体制の整備
精神・神経・筋・発達障害の各疾患について、患者レジストリーの整備を進め、臨床試験・臨床研究を行うための生物統計、研究計画立案、薬事の専門家によるコンサルテーション機能の拡充を進めるのみならず、臨床研究推進ネットワークを拡充し、医師主導治験のための事務局体制を強化する。
広報活動の充実
以上の活動については、そのすべてをホームページ上で公開し、3施設の交流が推進されるように図る。
平成22年4月
トランスレーショナル・メディカルセンター長 武田 伸一
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