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第25回日本総合病院精神医学会総会ベストポスター賞(学術部門・コメディカル部門)
交通外傷患者の外傷体験に対する認知的評価と外傷後ストレス障害についての縦断研究
野口 普子,西 大輔,中島 聡美,小西 聖子,金 吉晴,松岡 豊

【研究概要】
外傷後ストレス障害(Posttraumatic stress disorder:PTSD)の認知モデルでは,外傷的出来事に関する否定的認知がPTSD発症および症状の持続に影響を及ぼすと言われています。しかし、認知的評価には国民性や文化的な背景の違いなどが影響を及ぼすことが考えられますが、欧米での先行研究と日本においての異同は明らかではありません。これらを踏まえ、本研究では我が国における交通外傷患者のコホート研究のデータを用い、交通外傷患者の事故後1か月時点での否定的な認知がPTSDを予測するか否かを明らかすることを目的としました。その結果、交通事故後1か月時点で否定的な認知的評価をする人は、事故後から6か月時点においてもPTSD症状があることを予測しました。これらの結果は欧米での先行研究と一致し、外傷的出来事に関して否定的に評価してしまう人には、早期の介入が有用である可能性を示唆しました。

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