
児童精神科外来
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児童精神科外来の特色
児童精神科外来では、主として15歳まで子どものこころや発達にかかわる様々な問題に対して診療を提供しています。具体的には、自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如・多動症(ADHD)、チック・トゥレット症などの神経発達症(発達障害)と併存する精神症状、あるいは、うつ病・双極症、統合失調症、パニック症・全般性不安症、社交不安症、強迫症などが対象です。神経発達症(発達障害)の診療にあたっては、精神保健研究所知的・発達障害研究部との連携のもと評価も実施させていただくことが可能です。
児童精神科外来の診療内容
- 児童青年期の精神疾患(うつ病・双極症、統合失調症、パニック症・全般性不安症、社交不安症、強迫症など)の診断と治療
- 神経発達症(自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如・多動症(ADHD)、チック・トゥレット症などの神経発達症(発達障害)と併存する精神症状)の診断と治療
- 児童青年期の精神疾患や神経発達症の診断・治療に関するセカンドオピニオン
トゥレット症については治療機関も限られていることから、成人についても対応しております。また、神経発達症(発達障害)のセカンドオピニオンについては、成人期も含めて幅広く対応いたします(セカンドオピニオンは、転院を目的とするものではなく、セカンドオピニオンの結果を踏まえて、現在の通院中の治療に活かしていただく外来です)。
児童精神科は、1名の医師による週に一日の外来診療のみですので、入院治療、夜間や休日を含めた外来日以外の時間帯での対応ができません。そのため、緊急対応が必要な切迫した病状や、やせが著しい摂食障害がある場合など、身体管理との並行治療が必要な場合には対応が困難です。また、診療枠も限られておりますため、地域の医療機関との病診連携を基本とさせていただいておりますので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
なお、研究機関でもありますので、研究をご紹介させていただく場合もあります。(参加は任意であり、強制されることはありません。)
※ 精神保健研究所 知的・発達障害研究部 では、認知科学、神経生理学的アプローチを中心に据え、多様な専門性を持った専門家が協働し、知的・発達障害の病因・病態・治療モデルの確立を目指しています。また、注意欠如・多動症のペアレントトレーニングを始め、発達障害に対する心理社会的治療のエビデンス構築、治療の普及に取り組んでいます。
スタッフ紹介
岡田 俊
役職
精神保健研究所知的・発達障害研究部・部長
経歴
京都大学 平成9年卒 博士(医学)
専門分野・資格
精神保健指定医
日本精神神経学会専門医・指導医
日本臨床精神神経薬理学会専門医・指導医
臨床精神医学・児童精神医学