ホームレジデント・臨床研修 > 放射線科コース

放射線科コース

プログラムの目的と特徴

 放射線診療に携わる医師のための、特に中枢神経の画像診断に重点を置いた研修プログラムである。放射線科診断医の主な診療業務は、様々な画像検査を行い、それに基づく診断をし、レポートを作成し、依頼医にその情報を伝えることである。当科では大学病院と同様のあらゆる放射線診療機器が備わっており、幅広くかつ高度な放射線科診療研修を行うことが可能である。また他科や近隣施設とのカンファレンスを通じて他科の医師との協力体制を会得する

 本プログラムでの第一の目的は、放射線科診断医として必要な診療技術と知識を修得することであり、第二の目的は中枢神経の画像診断専門医をめざすべく、さらに深い専門知識と研究のアプローチ方法を学ぶことである。平成23年4月からセンター内に発足した脳病態統合イメージングセンター(Integrative Brain Imaging Center :IBIC)には、高度な画像診断に要する最先端の医療機器が整備され、精神・神経疾患に関連する画像研究が活発に行われている。放射線科ではIBICにおいても研究を中心とした研修を行っている。

 当院は日本医学放射線学会の放射線科専門医特殊修練機関(画像診断・核医学)であり、同学会および日本専門医機構の定める研修基幹施設ではないため、放射線科専攻医の独自採用はしていない。東京大学、埼玉医科大学、自治医科大学の3基幹施設の連携施設として日本専門医機構による認定を受けている(詳細は日本専門医機構の当該研修プログラムをご参照ください)。
<参考:日本専門医機構 新専門医制度の研修プログラム応募手順
http://www.japan-senmon-i.jp/program/application_flow.html

 専攻医が放射線科専門医試験(旧一次試験)を受けるためには後期研修開始後3年間の修練が必要であるが、当院は特殊修練施設であるため研修期間は最長で1年間となっており、残り2年間は総合修練機関または修練機関での研修が必要となる。ただし、専門医の受験資格を得るための研修期間の1年間を当院で行った場合、引き続いて当院で研修を行っても診断専門医の受験資格(旧二次試験)を得るための研修期間として認められないため、注意が必要である。研修は同学会の定めた放射線科専門医研修ガイドラインに基づき、放射線科専門医として必要な知識と技術を習得する。また、放射線科診断専門医取得後のさらなる研修も受け入れている。

研修内容と到達目標

必須項目

    1. (1)単純写真、CT、MRI、SPECT、PETの基本的な読影能力を身につける。
    2. (2)CT、MRI、SPECT、PETの原理と画像化の過程を理解する。また実際に検査に立ち会い、検査法を理解、習得する。
    3. (3)上記検査に立ち会う際に、疾患に応じて適切な撮像法の指示が出せる。
    4. (4)中枢神経における一般的な疾患の概念を理解し、正しい診断にいたる検査を立案し、検査後の画像を読影することができる。
    5. (5)検査に使用する造影剤の副作用を理解し、副作用発生時には適切な対処をする。
    6. (6)画像診断レポートの記載が正しくできる。
    7. (7)チーム医療のうえで必要な他科の医師及び他職種の医療メンバーと協調する習慣を身につける。
    8. (8)他科のカンファレンスに参加し、臨床サイドの考え方を理解し、より良い医療を行う姿勢を身につける。

努力項目

    1. (1)中枢神経領域における比較的稀な疾患概念を理解し、正しい診断にいたる検査を立案し、検査後の画像を読影することができる。
    2. (2)超音波検査法にて臓器の描出、診断ができる。
    3. (3)日本放射線学会の放射線科専門医の取得に取り組む。
    4. (4)日本核医学会の核医学専門医の取得に取り組む。
    5. (5)研究課題に取り組み、論文を作成する。
    6. (6)精神・神経医療研究センター内あるいは多摩地区、関東地区で開催される各種学会・研究会に積極的に参加する。
    7. (7)国内外で開催される関連学会に出席、発表する。

症例検討会

毎週水曜日夕方の画像カンファレンスに参加し、症例提示を行う。
毎週水曜日の昼休みにスタッフが講義する“Radiology Conference”に出席する。 また、毎月行われる院外の神経放射線科医が各病院からのgood caseを持ち寄るカンファレンスにも積極的に参加する。

研修評価

研修開始にあたり、研修内容および評価表を各レジデントに配布し、これを記載することにより、自己評価を行う。指導医は自己評価結果を随時点検し、レジデントの到達目標達成を援助する。

指導医リスト

氏名 役職 経歴
佐藤 典子 放射線診療部 部長 群馬大医 昭和62年卒
日本医学放射線学会 放射線科診断専門医
日本磁気共鳴学会評議員
PET核医学認定医
第1種放射線取扱主任者
神経放射線学会評議員
木村 有喜男 放射線診療部 医長 秋田大医 平成16年卒
日本医学放射線学会 放射線科診断専門医
日本核医学会 核医学専門医
森本 笑子 放射線診療部 医師 大阪大医 平成16年卒
日本医学放射線学会 放射線科診断専門医
松田 博史 IBIC センター長 金沢大医 昭和54年卒
日本医学放射線学会 放射線科診断専門医
日本核医学会 核医学専門医
日本認知症学会専門医
PET核医学認定医
第1種放射線取扱主任者

医療従事者の方へ

[ 前へ戻る ][ TOPへ戻る ]