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気分障害(うつ症状)検査入院パッケージ(6泊7日)

 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院では、うつ症状に関する診断の精度向上や今後の治療の可能性について検討することを目的としたうつ症状検査入院パッケージを実施しています。
 具体的には精神科医、看護師、臨床心理士などの精神科医療チームによって、診断や重症度評価、精神科合併症評価、身体合併症評価などの各種評価を行う7日間の短期集中型の専門的検査入院プログラムです。NIRS、MRI、心理検査などを統合的にアセスメントします。検査結果は、診断や治療の参考になるよう紹介医へフィードバックいたします。
(初回外来後に本パッケージの適応であればご入院となります。別の日程でご来院いただく必要はありません。)

気分障害(うつ症状)検査入院パッケージの対象となる方

  • 気分(感情)障害に分類される疾病であると診断された方でうつ症状のある方(統合失調症は対象外です。)
  • 年齢:16歳~70歳(20歳未満の方は両親などの代諾者の同意も必要です。)
  • 本検査入院パッケージに同意される方
    (パッケージとなっておりますので、一部検査のみ行うことはいたしかねます。)

厚生労働省の基準では、光トポグラフィー検査の保険診療の対象となるのは『うつ病として治療を受けており、治療抵抗性であり、統合失調症・双極性障害が疑われる症状を呈することなどにより、うつ病と統合失調症又は双極性障害との鑑別が必要な患者』様に限定して認可されています。器質的疾患に起因するうつ症状(たとえばパーキンソン症やてんかんなどの神経性疾患より起因される抑うつ、脳梗塞後の抑うつなど)の患者様は保険診療の対象外となります。

ご注意ください

  • 以下に当てはまる方は本パッケージの対象となりません。
    • 他の病院に入院中の方
    • 自殺の危険性が切迫している方
    • 自らの安全を守れない方
    • 暴力を振るう恐れのある方
    • 病院・病棟のルールを守れない方
    • 開放病棟への入院が適切でない状態の方
    • 初回外来時に同意能力が減退していると判断された方
  • 初回外来時に担当医師が患者様のパッケージの適応について判断させていただきます。
    初回外来時の病状や状態によって参加できないことがあります。
  • 本パッケージは検査入院を目的としているため治療は行いません。緊急の治療が必要な方は本パッケージの適応とはなりませんので、かかりつけの先生へご相談ください。
  • 結果の出ている検査については、退院日までに担当医師よりご説明いたします。なお、詳細な検査レポートはご紹介いただいたかかりつけの先生へ後日郵送いたします。レポートをご希望の方はご紹介いただいたかかりつけの先生へご相談ください。
  • 退院後の外来通院は現在おかかりの精神科クリニックなどで治療を継続していただきます。
  • 入院中のお約束を守って頂けない場合は、入院途中であってもやむを得ずご退院となります。

検査内容

検査内容 目的
各種症状評価スケール 詳細な症状評価
心理検査(知能検査:WAIS Ⅲなど) 精神状態や性格など多面的な心理的評価
血液検査 合併症などの除外と評価
レントゲン検査、心電図検査 合併症などの除外と評価
コンピューター画像診断(CT)、脳波検査(必要に応じて) 器質性精神疾患の除外
磁気共鳴画像法(MRI)、単一光子放射断層撮影(SPECT) 器質性精神疾患および認知症の除外
光トポグラフィー検査(NIRS) うつ症状の鑑別診断補助
簡易PSG 睡眠時無呼吸症候群の鑑別

(注、単一光子放射断層撮影(SPECT)は検査適応があることを確認した上で実施します。)

入院日数

水曜日から火曜日の計7日間。(土曜・日曜に上記の検査を実施することはありませんが、自記式の心理検査、心理トレーニング等を行っていただきます。)

費用

 初診料3,000円程度および検査費用と入院費用が100,000円前後となります。(3割負担の保険診療の場合)
 別途お部屋代がかかります。お部屋のタイプにより部屋代は異なります。
 ※入院のご案内についてはこちら
 別途必要な検査が生じた場合は、追加料金が発生することもあります。

予約方法

 気分障害(うつ症状)検査入院パッケージは完全予約制となっています。ご希望の方は、下記内容をご覧いただいた上で申込書に記入し、かかりつけの先生(紹介医)に紹介状を作成してもらった上で、当院「気分障害(うつ症状)検査入院パッケージ係」宛にご郵送ください。

郵送先

〒187-8551
東京都小平市小川東町4-1-1
国立精神・神経医療研究センター病院 医事室 気分障害(うつ症状)検査入院パッケージ係

郵送時に必要な資料

初回外来時に必要な資料

お薬手帳もしくはお薬の履歴の分かる資料

お薬についての調査がありますので、わかる範囲で現在までの使用薬剤と使用量を調べてまとめていただくか、お薬手帳をご持参ください。

入院時に必要なお持ち物

  • 保険証、印鑑(認め印)、ボールペン
  • 生活必要品
    コップ(プラスチック製)、洗面用具(歯ブラシ・歯磨き)・入浴用具一式(シャンプー・石鹸)、タオル・バスタオル、衣類、下着、上履き(かかとまで覆うもの)、ティッシュベーパー等 (貸出寝衣は行っておりません)
  • 洗濯、コインランドリーが1台病棟にあります、使用される方は、洗剤をおもちください。
  • 現在お飲みになっている薬
  • その他常時使用している日用品(義歯やコンタクトレンズ洗浄剤など)
(お持ち物についての注意事項)
  • ※安全管理上の理由により、患者さまの荷物の確認をさせていただいております。
  • ※鋭利なもの(はさみ、かみそりなど)についてはナースステーションでお預かりし、使用の都度お渡しさせていただいております。電気シェバーは持ち込み可能です。
  • ※病院内は禁煙となっております。たばこ、ライターの持ち込みは、できません。持ち込みが認められた時は、退院となる場合がありますので、ご協力お願いします。

気分障害(うつ症状)検査入院パッケージのながれ

外来

  • 予約日の10時ごろから初回外来が始まります。
  • 初回外来時に精神科医師が患者さまのパッケージの適応について判断します。適応がないと判断された場合は、初診のみで終了といたします。
  • 検査入院パッケージについて担当者からご説明します。患者さまの同意を得た上で、精神保健福祉法に基づく入院となります。うつ・ストレスケア病棟(開放病棟)への入院となります。 (20歳未満の方は、両親などの代諾者の同意も必要です)

入院

  • 精神科医師が診察を行い、その後、各種検査を実施し、うつ症状について効率的かつ詳細な評価を行います。
  • 心理士による個別レクチャーを行います。
    不安:不安に関する医学的なお話と、不安とうまく付き合っていく方法についてお話をします。
    ストレス:ストレスとうつ症状との関係や、ストレスを軽減する方法についてお話をします。
    心理トレーニング:抑うつ気分のコントロールにつながる注意についてのトレーニングを行います。
    気分と体調の記録シート:気分と体調の入院中の記録をしていただき、退院日に心理士と振り返りを行います。

退院
 入院7日目に退院となります。当日午後に精神科医師から検査結果、考えられる診断、今後の治療についてご説明します。

検査結果
 検査結果は退院時にご説明いたします。検査報告書はかかりつけの先生(紹介医)へ後日郵送いたします。報告書の発送まで、おおむね2,3週間くらいとお考えください。

注意点

  • 検査入院終了後は紹介元のクリニックなどで治療を継続していただきます。検査入院から当院外来あるいは入院での継続治療は行いません。
  • 検査入院中は紹介元のクリニックなどで処方された薬物治療を継続していただきます。短期間の検査入院という性格上、当院では処方調整は原則いたしません。

入院中の検査スケジュールの例(検査日等は状況により異なる可能性があります)

  1日目(水) 2日目(木) 3日目(金) 6日目(月) 7日目(火)
         
  ≪朝食≫ ≪朝食≫ ≪朝食≫ ≪朝食≫ ≪朝食≫
午前
初回外来
問診・入院適応確認

心理検査
SPECT検査
脳波検査
個別レクチャー
採血、尿検査
心理面接
自記式心理検査回収
心理検査
結果の説明
≪昼食≫ ≪昼食≫ ≪昼食≫ ≪昼食≫ ≪昼食≫
午後 スケジュール説明
心理検査
心、胸・腹部レントゲン
心理トレーニング MRI検査 光トポグラフィー検査 心理検査 担当医による
結果の説明
退院
≪夕食≫ ≪夕食≫ ≪夕食≫
睡眠検査
≪夕食≫ ≪夕食≫

※土曜・日曜とその他検査のない空き時間には、自記式の心理検査、個別レクチャーの振り返り、心理トレーニング等を行っていただきます。
(注、MRI, 単一光子放射断層撮影(SPECT)は検査適応があることを確認した上で実施します。)

気分障害(うつ症状)検査入院パッケージについての「よくあるご質問」

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