長谷川尚美研究員が第7回アジア神経精神薬理学会での発表に対して日本統合失調症学会 第2回2021年度国際学会若手発表奨励賞を受賞しました!

長谷川尚美研究員が第7回アジア神経精神薬理学会での発表に対して日本統合失調症学会 第2回2021年度国際学会若手発表奨励賞を受賞しました!
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2022.7.26
国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所

 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター(NCNP、東京都小平市、理事長:中込和幸)精神保健研究所(所長:金吉晴)精神疾患病態研究部(部長:橋本亮太)長谷川尚美リサーチフェローが、第7回アジア神経精神薬理学会での発表に対して日本統合失調症学会 第2回2021年度国際学会若手発表奨励賞を受賞しました!

この賞は、日本統合失調症学会がSchizophrenia International Research Society(SIRS)の年次大会などにおいて研究発表を行う若手研究者(会員)を対象に審査するものです。

表彰業績
「The effect of EGUIDE project on medication for schizophrenia and major depressive disorder: from the 2016-2019 prescribing survey」

研究概要
 統合失調症とうつ病の治療ガイドラインが発表されましたが、ガイドラインが推奨する治療の実施率は低く施設ごとのばらつきが大きいことから、ガイドラインの実臨床への普及は十分とは言えません。そこで、治療ガイドラインの社会実装を目的とした「精神科医療の普及と教育に対するガイドラインの効果に関する研究(EGUIDEプロジェクト)」が開始されました。本プロジェクトはガイドラインの講習会を実施し、受講者の勤務施設の処方データから講習の効果を検証しています。

 本研究は講習会の処方行動に対する効果の評価を目的に、講習の影響の有無で担当医の処方行動が変化しているかを検討しました。

 統合失調症において講習の影響がある群が、影響がない群と比べ高かった治療率は、抗精神病薬単剤治療率、他の向精神薬との併用もない抗精神病薬単剤治療率、抗不安薬・睡眠薬の非処方率でした。うつ病においても、抗うつ薬単剤治療率、他の向精神薬との併用もない抗うつ薬単剤治療率、抗不安薬・睡眠薬の非処方率でした。

 以上から講習の受講により、治療ガイドラインが推奨する治療の実施率が向上することが示され、本プロジェクトの活動は、本邦の精神科医療の均てん化に有用であると期待されます。

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※感染症対策のもと、撮影時のみマスクを外しています。