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新型コロナ後遺症のオンライン自助グループの効果研究

ご挨拶

ホームページを訪れてくださったみなさまへ

 「新型コロナ後遺症のオンライン自助グループの効果研究」のホームページに足を運んでくださり、ありがとうございます。

 COVID-19への感染をきっかけに心や身体に不調があらわれ、感染してから時間がたっても続いてしまう場合があります。こうした不調を抱えながらの生活は、それ自体の苦痛に加えて生活の支障や精神的な葛藤、周囲の理解の得られなさなど、様々な困りごとも引き起こし、心の不調が出現したり悪化したりしかねないと考えられます。こうした心の不調を少しでも予防や軽減するための手立てが明らかになればと思い、この研究は始まりました。

 この研究では、同じような困りごとを抱えた方々同士が毎週オンライン上であつまり、悩みや困りごとについて語り合う、いわゆる自助グループ活動を行い、活動前と後で心の状態などに改善がみられるか検討していきます。すでに、ほかの病気や困りごとを抱える人たちの自助グループは、そのような効果が見られるということが分かっており、COVID-19感染後に不調が続く方々にとっても有効であると期待しています。

 COVID-19もCOVID-19を取り巻く社会も目まぐるしく変化していきますが、既に感染されて今なお苦しむ方々が穏やかに暮らせる手がかりを、研究に参加して下さる皆と一緒に作っていければと思います。

西大輔・羽澄恵・三宅美智・片岡真由美・臼田謙太郎