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第14回 若手育成カンファレンス報告書

 2011年11月4日、第14回若手育成カンファレンスとして、若手研究グループ(病院 作業療法士)の山野真弓さん、病院 放射線診療部の中田安浩さんより発表が行われました。

「精神科における感覚調整技法の有効性について」
山野 真弓(若手研究グループ 病院 作業療法士)

 感覚調整技法とは、患者の感覚刺激の量や質をコントロールすることによって静穏化を図る技法であり、欧米諸国では薬物による鎮静や行動制限の代替治療として活発に行われています。隔離・身体拘束の最小化を目指している当センター医療観察法病棟ではこの技法に注目し、平成22年4月に本邦初となる感覚調整室を開設し、実際に入院患者に対して利用を行っています。山野さんは感覚調整室を用いた感覚調整技法の有効性を検討するための研究に取り組んでおり、今回の発表では感覚調整技法についての概要、病棟への導入経緯、及び予備的研究の結果についてご報告頂きました。

「神経変成疾患の拡散テンソル解析」
中田 安浩(病院 放射線診療部)

近年、水分子の拡散の大きさ及び方向を画像化する拡散テンソル解析により神経繊維を可視化し、これまでの撮像法では発見できなかった脳白質の異常を捉えることが可能となりました。中田さんの発表ではこの拡散テンソル解析の原理と解析方法についてご解説頂き、実際に症例データを用いてエピソード記憶に関係するとされる後部帯状束の三次元解析画像を作成して頂きました。また、当センターにおけるアルツハイマー病の患者及び健常群の後部帯状束の解析を行ったデータから、拡散テンソル解析が病勢の進行の指標となりうる可能性をご報告頂きました。

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