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心のサポーター養成事業

 厚生労働省は「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」の構築によって、精神障害の有無や程度にかかわらず、誰もが安心して自分らしく暮らすことができる地域づくりを目指しています。そして「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」の中に位置づけられている普及啓発や地域での助け合いを推進するため、2021年から「心のサポーター養成事業(通称:NIPPON COCORO ACTION)」が開始されました。3年間で準備を整えたうえで、2024年からの10年間で100万人のサポーターを養成することを目標に掲げています。

 心のサポーターとは、メンタルヘルスや精神疾患への正しい知識と理解を持ち、地域や職域でメンタルへルスの問題を抱える人や家族等に対して傾聴を中心とした支援ができる人のことを指し、各地域で心のサポーターが養成されていくことで、地域における普及啓発にも寄与するとともに、メンタルヘルス不調等の予防、さらには早期介入に繋がることが期待されています。 本事業は当センターに委託され、当部が中心となって実施しています。当部では研修プログラム・講師養成プログラム・ホームページのコンテンツ開発・研修の効果評価等を行っています。

西, 小倉, 羽澄, 臼田, 澤田, 片岡, 中下