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Eisuke Dohi

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About

土肥 栄祐

広島大学医学部卒業後、脳神経内科として勤務。
ジョンズ・ホプキンス大学医学部精神医学、アラバマ大学バーミンハム校に博士研究員として留学。
新潟大学脳研究所を経て、国立精神神経医療研究センター 神経研究所 疾病研究第三部 室長(現職)。
東京科学大学 医療・創薬イノベーション教育開発機構 客員准教授

10年ほど脳神経内科医として精神・神経症状に対応できるGeneral Neurologistを目指し、最後の3年ほどは診断困難症例に注力致しました。その過程で未診断の患者さんの70%の診断をつけることが出来たのですが、その際に最も重要だったのは、病歴・身体所見の徹底と情報の統合、関係論文の精読、そして問題点の抽出と診断に繋がる検査・治療計画の立案であることを学びました。

この未診断ケースの診療に取り組んだ際に、難病・希少疾患も含めて可能性のある病気(鑑別疾患)を、非典型例も含めて考え尽くすことが既報の論文情報を扱う中で非常に労力が大きいということが明らかとなりました。

また、診断出来なかった30%の患者さんは、家族歴のない遺伝子の新規変異、または血液・髄液に自己抗体を有する2パターンでした。そこで、臓器/細胞特異的なバイオマーカーが必要であると考え、細胞外小胞(Extracellular Vesicles)の研究のため留学しました。

現在は、上記の経験を通し、1) 体液を用いた細胞外小胞による臓器間のクロストークや、バイオマーカー開発に取り組んでいます。また、近年は人工知能(AI:Artificial Intelligence)の発展が著しく学習コストが下がっていますので、2) 難病・希少疾患を中心とした臨床テキストの利活用や、臨床テキストをデータ化する際に用いるオントロジーの利活用法の開発、また患者データの可視化法の開発に取り組み、患者さんやご家族と、医療者間でのコミュニケーションコストを下げ情報の共有をスムースにすることも目指しています。 上記に加え、AIのコモディティ化に併せて、AIを医学・医療領域で利活用できる人を増やす教育活動や、AIではアドレスし難い課題の探索や抽出もライフワークとしています。

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