NCNP 行動医学研究部

社会活動

社会活動

市民社会への貢献

  • 精神保健研究所HPに「コロナに負けない 不安との付き合い方」のwebサイト開設(https://www.ncnp.go.jp/mental-health/)。2020.7(金、伊藤)
  • 摂食障害情報ポータルサイト(一般向けhttp://www.edportal.jp/、専門職向けhttp://www.edportal.jp/pro/)を運営し、市民および専門職への摂食障害の普及・啓発を行った令和2年度は1年間に1,877,853ページビュー、1,080,1117セッション、867,089ユーザー(google analytics)のアクセスがあった。(安藤、関口、小原)

専門教育面における貢献

  • 全国の行政職員向け研修会・各地の医師会、大学等の依頼を受け、災害精神保健、コロナ禍の 心のケア、トラウマ対応、PTSD治療、犯罪被害者対応、被災者・遺族対応に関する関する最新知見を提供している。(金)
  • 連携大学教授:東京大学大学院医学系研究科(金)
  • 特別招聘教授:慶応義塾大学環境情報学部(金)
  • 客員教授:山梨大学医学部・東北大学大学院医学系研究科・武蔵野大学(金)、東北大学大学院医学系研究科(安藤)
  • 客員准教授:山梨大学大学院(安藤)、東北大学大学院医学系研究科(関口)
  • 大学講師:京都大学医学部・学習院大学文学部(金)、東京大学医学部(安藤)、東北大学東北メディカル・メガバンク機構(関口)
  • センター病院受託実習生指導:早稲田大学大学院、明星大学大学院(安藤、小原、河西)

保健医療行政政策に関連する研究・調査、委員会等への貢献

1 公的委員会
  • ふくしま心のケアセンター 顧問(金)
  • みやぎ心のケアセンター 顧問(金)
  • 被災3県心のケア総合支援調査研究等事業 実施委員会 委員(金)
  • 日本医療政策機構 アドバイザリーボードメンバー(金)
  • 新型コロナウイルス感染症に係るメンタルヘルスに関する調査・分析検討会 委員(金)
  • 全国精神保健福祉センター長会 研究倫理審査委員会 委員(金)
  • 厚生労働省「健康増進総合支援システム(e―ヘルスネット)」情報専門委員(金)
  • 厚生労働省委託事業「新型コロナウイルス感染症に対応する介護施設等の職員のためのサポートガイド作成業務」検討委員会 委員(堀)

2 摂食障害治療支援センター設置運営事業
平成26~令和元年度に続きNCNPが摂食障害全国基幹センター(全国基幹センター)に指定され、事務局実施責任者(センター長)を安藤が、実施担当者を関口(副センター長)、菅原彩子、船場が担当した。全国摂食障害対策連絡協議会開催及び全国基幹センターの設置運営を行い、摂食障害治療支援センターを統括、ポータルサイトを運営した。令和2年度の全国基幹センターおよび宮城県、静岡県、福岡県、千葉県の摂食障害治療支援センターの成果をまとめた報告書を作成した。医療従事者を対象にした「摂食障害治療研修1日コース」をウェブで開催し326名の受講者があった。全国基幹センターHPで事業の活動と成果物を公開した。(精神保健等国庫補助金:安藤、関口、菅原彩子、船場、小原)

3 摂食障害の治療支援ネットワークの指針と簡易治療プログラムの開発
摂食障害の診療連携を促進するため、「精神科領域における摂食障害の連携指針」、「身体化領域の摂食障害の連携指針」「神経性やせ症(AN)初期診療の手引き」「摂食障害に悩むあなたとサポートする方々への受信案内」を作成し、摂食障害全国基幹センターが運営する摂食障害情報ポータルサイトで公開した。(AMED障害者対策総合研究開発事業:安藤、関口、小原、菅原彩子、菊地)

センター内における臨床的活動

  • センター病院に併任し、毎週月曜日の心療内科外来を担当し心身症、摂食障害の診療を行った。月2回IBS外来を担当し、過敏性腸症候群他の機能性消化管疾患の診療を実施した。(安藤)
  • センター病院に併任し、毎週火曜日午後に再来患者を中心に外来診療を行っている。(堀)
  • 機能性消化管疾患患者を中心に心理治療を実施した。(河西、船場)
  • 摂食障害患者の認知行動療法を実施している。(成田)

その他

  • 行動医学研究部HPに「自然災害に関するガイドライン」「薬物療法アルゴリズム」「犯罪被害者のメンタルヘルス情報ページ」を掲載し、専門家、一般に対し治療や対応についての啓発を行っている。(金) OECDの傘下であるNEA [ Nuclear Energy Agency: 原子力機関(本部所在地:パリ)] のExpert Group on Non-radiological Public Health Aspects of Radiation Emergency Planning and Response (EGNR) の一員として、WHOと協働で原子力緊急時におけるメンタルヘルスならびに心理社会的支援について政策の枠組みを構築し、ステークホルダーらを対象とした実用的なツール作成に結びつける事業に参加している。(金、石田)