ケースマネジメントについて
ケースマネジメントとは
精神障害を持つ人でも、医療や福祉の様々なサービスを組み合わせて利用することで、いきいきと暮らしていくことができます。 その場合、複数のサービスと契約したり、それぞれのサービス担当者の間で情報をスムーズに共有したりするために、マネジメント(管理)が重要になってきます。 ケースマネジメントとは、利用者のニーズを聞き取り、どのような支援をいつ提供するかプランを組んで調整を行い、利用者の状態や支援の利用状況を継続して見守ることを指します。 ケアマネジメントと呼ばれることもあります。
包括的支援マネジメントとは
包括的支援マネジメントとはケースマネジメントの一形態であり、ケースマネジメント担当者がアセスメント・プランニング・サービスの仲介をするだけでなく、利用者への直接的な支援も行います。 日本で精神科ケースマネジメントの診療報酬を算定する際には、この包括的支援マネジメントを行うこととされています。
包括的支援マネジメントの内容
包括的支援マネジメントで実際に行う支援内容の例をご紹介します。上図は、支援内容ごとの提供時間を円グラフにしたものです。支援関係者との連携に加えて、利用者の不安の傾聴や日常生活の支援など、さまざまな直接支援が行われていることがわかります。